Tuna560 さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
『エウレカセブンAO』作品紹介と総評
2005年に放送されたTVアニメ『交響詩篇エウレカセブン』の続編。
比較的ファンタジー色の強い前作に比べ、共通する部分はあるものの本作では現代に近い世界観になっていいます。
(あらすじ)
西暦2025年。日本から独立した沖縄の磐戸島に住むフカイ・アオ。彼は浜辺にいたところ、運び屋のガゼル一味に遭遇する。そこでアオはトランクから飛び出た緑色のブレスレットを拾う。
中学校の入学式の日、突如シークレットと呼ばれる怪物が現れ磐戸島を襲う。アオは幼馴染のナルを心配してナルの家に行くが、その時ブレスレットが光り「EUREKA AO」という文字が浮かぶ。そこで無くしたブレスレットを探していたガゼルと遭遇。渡すようにと言われるが、アオは拒否する。するとガゼルは同行と打開策を提案、日本軍の輸送艦へ向かい、アオを謎のIFOの元に届ける。それに乗り込んだアオはIFOから「おかえり エウレカ」と表示が出され、苦難の末にシークレットを撃破する。そしてアオの髪色も緑へと変化するのだった。
その後、祖父の診療所は放火される事態にまで陥り、もう島にはいられない事を悟ったアオは、行方不明になった母を探すべく、母を知る人物・イビチャの所属する「ゲネラシオン・ブル」へと志願入隊するのだった。(wikipedia参照)
前作が「種族を超えた少年少女の純愛の物語」とすれば、本作は「時間を超えた家族の救済の物語」である。
『交響詩篇エウレカセブン』の続編とはいえ、世界観や設定は全くの別物となっており、唯一の繫がりはアオがエウレカの息子であるという点だけです。この点で、序盤〜中盤にかけては前作ファンも困惑したと思います。実際、私自身とても困惑していました。
しかし、エウレカやレントンなど前作の登場人物が登場してから、特に最終2話を視聴してやっと「これはエウレカセブンだ」と思えました。
また、途中不要に思えた登場人物や伏線も終盤にはしっかり回収して、作品の完成度としてはとても高いと思いました。
ただ、前半のストーリーのわかりにくさ、取っ付きにくさは…視聴を断念する原因にもなったので、とてももったいなかったですね。