(ΦωΦ)華菜* さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
いざ、妖々と参ります( ー`дー´)!
++あらすじ++
舞台は人間と妖怪が共存する日本。
月の満ち欠けとともに営んでいた生活が改暦によって、
太陽の巡りとともに生きていくこととなった。
しかし人間側の勝手な改暦に反発した反対派の妖怪たちが、
様々な問題を起こすようになってしまう。
陸軍と妖怪は、妖怪絡みの問題を解決するため、
新組織「妖人省」を立ち上げた。
妖人省に招集された半妖のざくろ・薄蛍・雪洞&鬼灯と、
陸軍軍人の総角景・芳野葛利剱・花桐丸竜は、
それぞれチームを組み、不可思議な事件に立ち向かう。
■■主な登場人物■■
●西王母桃(ざくろ)●
本作の主人公兼ヒロイン。
半妖で総角(あげまき)とコンビを組む。
強気でお転婆だが、かなりの妖力を持っていて、
戦闘能力はダントツで、仲間を救う事が多い。
一方で人間嫌いな面も多少あり、文明開化を嫌う。
西洋なモノを否定するが、総角と交流する内に、
歩み寄ろうと努力をし始める。
生き別れた母親がおり、今も行方を陰ながら探している。
●総角 景(あげまき けい)●
本作のもう1人の主人公。
帝国陸軍少尉でざくろのパートナー。
由緒ある軍人家系を継ぐ総角家の嫡男。
表向きはキザな立ち振舞をする好青年だが、
実際は妖人が苦手な超ヘタレ。
第1話からざくろや皆にもバレている。
しかし、心優しい性格故に徐々に妖人との交流を取れるようになり、ざくろの心の支えにもなるようになる。
人間からも妖人からも愛されやすい好青年である。
●薄蛍(すすきほたる)●
ざくろの幼馴染で親友でもある半妖。
利劔(りけん)とコンビを組む。
内気な性格故、当初は大柄な利劔を恐れていたが、
利劔の優しさを感じ、徐々に心を開いていく。
体に触れる事で、その者の気持ちや記憶が読み取れる能力を持っており、それ故悲しい事さえも読み取ってしまう。
●芳野葛利劔(よしのかずら りけん)●
帝国陸軍少尉で薄蛍のパートナー。
大柄で口数の少ない男だが、剣術はピカイチ。
薄蛍の能力を知っても、薄蛍を避けるワケでもなく、
「口数が少ないから助かる」と優しい言葉をかける。
口数は少ないものの、薄蛍を大切に思っている事は分かる。
●雪洞(ぼんぼり)・鬼灯(ほおずき)●
双子の半妖で丸竜とコンビを組む。
雪洞が姉で鬼灯が妹。
息がピッタリで丸竜を非常に気に入っている。
自らの霊魂を式神に憑依させる能力を持つ。
しかし、式神が倒されると歌を歌っていた主も、
傷がつくなど、デメリットも多い。
お嬢様言葉を話し、普段からとても明るい。
自身の辛い過去を話しをしていても、笑顔を絶やさない。
強い双子の半妖である。
●花桐丸竜(はなぎり がんりゅう)●
帝国陸軍少尉で雪洞と鬼灯のパートナー。
自信家で生意気そうな発言はするものの、
正義感に溢れ、時には雪洞と鬼灯の辛い過去話に、
涙する事が出来る心優しい青年である。
スキンシップが激しい雪洞と鬼灯に振り回される時が多いが、それでも2人の事を好いており、なかなか見分けがつかない2人を自然体で見分ける事が出来る不思議な一面も。
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1クールで見やすいだろうなぁと思い、
視聴しました。
しかし、実際は1クールでは物足りず、
もっとやってほしいという願望が生まれました。
物語もとても切なく、そして面白く、
もっと長い話なら、半妖の子たちの過去話も、
じっくり出来ていたであろうと感じました。
最初は、
軍人達に恋をした半妖が恋を頑張る的な話だと思ったのですが・・・ある意味そうだったんですが、ただ軍人さん達は偉そうに描かれているワケでもなく、そして彼女たちと同じように彼女たちを大切に思っているという話が私好みで、とてもおもしろく感じました。
戦い方もとても神秘的で、引き込まれました。
ある意味、"差別"をテーマにしたような感じの作品は、
考えさせられ、そして同時に色んな方にも見てもらいたいなぁと思える作品だと思いました。
全13話。
とても観やすく、
そして面白く、
時にはキュンキュンして、
時には涙して、
時には切なくなって、
誰も悪い人などいないという悲しい結末をご覧下さい。
あっ、しかし!
最後はホッと出来る作品でもあります(・∀・)