mikura さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
おっさんと機械少女の微笑ましい交流。
リゼンブルという義体技術の発達した社会で、賞金稼ぎとして生計を立てている主人公ロイの前に、全身義体で生身の部分が全くない少女ソルティが現れる。
二人の交流を中心に日常生活が描かれ、次第に世界の秘密が明らかになっていくというお話。
SF作品ですが、理解が難しい部分もあまりないし、複雑に入り組んだ犯罪なども出てきません。
序盤、中盤はストーリーの芯というか、主人公たちの目的が特になく、ロイとソルティを中心とした登場人物たちの交流が主に描かれます。犯罪者を捕えるのはそのおまけみたいな感じです。
ただ最後まで見ると、その育んだ絆こそが、作品内で具体的な意味を持つ、本当に重要なことだったんだとわかる。
とてもうまいと思いました。
物語はきちんと終わり、余韻も良かったです。