じょー さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
美しい背景とうならせる物語の回し方
さすがのP.A Worksオリジナル、終始非常に綺麗な背景でと複雑な人間模様で見せてくれました。正直1クール目は、いつもマリーの人間ドラマだったのですが、お船引きから2クール目に入ってからが本番。狂った年齢設定によって、男女7人の関係が大きく動きだし、物語の加速度が回を追うごとに上って行きました。原作は浦島太郎という意味はわからなかったのですが、時系列をずらすという考え方は、なかなかに恋愛ドラマを複雑にさせ、話の展開を面白くしていました。冗長になりながらも、小学生とあかりのドラマ時間を割きこれが最終的に物語に深みを与える結果になるとは見事です。さまざまに張り巡らされた伏線と、1クール目、ヒロインまなかと2クール目ヒロイン美海の対比。そして、滑り台行きですが、本当の意味でのヒロインだった美海のドラマがすばらしかったです。
個人的に気に入ってるのは、さゆと要のシーン再開と告白のシーン。どちらも無駄に絵に気合が入っていたような気がするのですが、いかがでしょう?
美しい絵と、ブリキのキャラクターだけでも十分楽しめるのですが、さらに良いマリーの脚本でドラマを見せた作品でした。毎週楽しみでしたので、春からなに見ればいいのか...
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一話感想
{netabare}
PAWorksxブリキ絵ということで、注目していましたが、絵は思ったより、違和感ありました。PAらしい背景の美しさはありましたが、写実的というより、半分くらいは竜宮城ファンタジー的な所が大きかっただけに、そこまではなかったかな。RDGの時もそうでしたが、篠原さんのこの絵の使い方は、余り好きにはなれません。ttの頃の絵はすごいと思いましたが、も最近はある程度のレベルを各社出してくるようになったので、そこまで強い印象はなかったし、キャラクターの絵的はくどさを感じました。
ストーリーの方は、いがみ合う海と陸の人たち、絡み合う矢印、いやらしいくらいの恋愛の予感と、岡田節炸裂のドロドロ恋愛人間模様が、一話から強く予感されて、好き嫌いがかなり別れそうな所。ちなみに私は大好物です。
この話を2クールということらしいのですが、どういう風に転がしていくか楽しみにしたいと思います。最近のPAは「ANOTHER」「RDG」「有頂天家族」と原作付が多かったので、なんだか久しぶり、TariTari以来のオリジナルでしょうか?点数つけると70点という感じですが、ドラマの方に期待したいと思います。
{/netabare}
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視聴前レビュー
{netabare}
最近になって、PVが発表され衝撃だったので、ちょっと書いてみたくなりましたが、あまり情報は公開されていないようで、スタッフとメインキャストくらい。
PVみて、まずビックリしたのは、海の描写の美しさそして、主題歌の素晴らしさでした。背景は常に素晴らしいものを提供してくれるPAですが、これは必見かもしれません。そしてRayさんの歌声と曲は気分を盛り上げてくれます。
おそらく、現代版人魚姫の三角関係と予想されますが、いかがでしょう。岡田マリーさんの構成で恋愛ドラマとの事なので、ttの様に最後に不憫な人が出てくるのでしょうかね
あと、ブリキXPAWorksというのが非常に新鮮でした。いままで、「電波女」シャフト、「はがない」JCでアニメ化されてそれぞれ印象に残っていますが、PAでは初めて。目がでかい印象を受けましたが、謎めいた男の子をはじめとして、再現度はまーまぁでしょうか。それでも”らしさ”は出ていたかと思います。
監督:篠原俊哉
シリーズ構成:岡田磨里
キャラクター原案:ブリキ
監督は、同じくPAよりTVアニメ化される予定の「RDG」と同じく、篠原さん、構成はマリーさん。この組み合わせは、戦う司書のコンビですが・・・コメントは避けておきます。今回はオリジナルだし(震え声)
先島光:花江夏樹
向井戸まなか:花澤香菜
キャストは花江さんと花澤さんそして、不思議な雰囲気の少年はまだ公開されていないようです。
ブリキ絵とPAの組み合わせ。true tears以来の恋愛ドラマ。楽しみにしてみたいです
{/netabare}