みかみ(みみかき) さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
なるほど。
・ツカミが弱いのがとても残念。一話目が説明的すぎて入り込めない。一話目の内容は回想かなんかにして、二話目か三話目の内容からいきなり、話をしてしまったほうがいいだろ、これ。
・紫というキャラクターの設定は、かろうじて成功している。特に第三話、 崩月夕乃と、紫が学校で言い合いをするシーンは素晴らしい。
このシーンは、アニメでこういう演出を見るということ自体がきわめてレアだという気がした。これが、けみかけくんの言ってた、「プレスコ」という手法の効果とでもいうべきポイントなのだろうか。
普通、誰かがしゃべっているときにそれを遮ってしゃべりまくるようなシーンというのは(現実でも)レアだが、こういう演出を意図的にやろうとしたときに、こういうことをするのに、相性のいい表現手法なんだろうか。
・みなさん、ミュージカル回の第6話の評価が高い人がとても多いのだが、個人的にはそれほどまでにはピンとこず。…たぶん、素朴にわたしは激音痴な人の歌とか聞くのが苦手なのかもしれない。なんか、観ていてこっぱずかしい気分になる演出だった。まあ、わたしを「こっぱずかしい気分」という特殊な感覚にさせることに成功しているという時点で、異様な何かのシーンである、のは間違いない。
・ラストの紫の決断は七歳児にしては立派すぎてワロタw
・筋に突っ込みどころはいろいろ多いけど、突っ込みどころ多すぎるので、もう見なかったことにしてスルーしたい。
なんで、敵さんは、五月雨荘に本格突入して、紫を取り戻すまえに、斥候の奴が襲い掛かってくるのか?意味不明すぎる…。バレないように見張ってた意味がなさすぎるだろ…
……とか、まあ…スルー力がわたしには足りないかもしれない…。
・トータルにおすすめかどうか、と問われると…うーん、ビミョーだわ。第三話だけで良かったかな。人にすすめるなら「二話と三話。あとせいぜい六話だけ見とけばおk」とか言っちゃうかもしれません。