「輪るピングドラム(TVアニメ動画)」

総合得点
83.4
感想・評価
2097
棚に入れた
10586
ランキング
326
★★★★☆ 3.8 (2097)
物語
3.8
作画
3.8
声優
3.6
音楽
3.9
キャラ
3.8

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Tuna560 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

『輪るピングドラム』作品紹介と総評

『少女革命ウテナ』を手掛けた幾原邦彦が「家族」をテーマに監督・脚本を担当するオリジナル・アニメ作品。

(あらすじ)
双子の兄弟である高倉冠葉と高倉晶馬の妹の陽毬は、病気によって余命わずかとなっていた。兄弟は妹の願いに応え、自分たちにとって想い出の場所である水族館へと出かけるが、そこで陽毬は倒れ、搬送先の病院で息絶えてしまう。覚悟していたこととは言え、ただ悲嘆に暮れるばかりの兄弟だったが、彼らの目の前で突然、水族館で買ったペンギン型の帽子を被った姿で「生存戦略!」の掛け声と共に陽毬は蘇生した。ペンギン帽子を被っている間に限っては、陽毬であって陽毬でなく、別人格「プリンセス・オブ・ザ・クリスタル」に変わるという状態になっていた。そしてプリンセスは、陽毬を助けたければ、ピングドラムを手に入れろと兄弟に命じる。彼らに添い従う3羽のペンギンを与えられた兄弟は、プリンセスからの指令で女子高校生・荻野目苹果の調査を開始するが、それは過去にも繋がるTSM荻窪線沿線で起きる様々な事件の始まりとなった。(wikipedia参照)

さて、第1話を観た方の感想は大抵こうだ。「何をやってるんだ…このアニメは?」と言わざる負えないだろう。実際私も終盤になって、やっと全体像を確認出来ました。しかし、1周してから1話目を観直してみてください。そう、全ては終盤に向けての伏線だったのです。

この作品の素晴らしい所は、回を重ねるごとに明らかになっていく複雑に入り交じった人物関係でしょう。そして、1回でも見逃したら、確実に置いていかれるストーリー展開もそうです。

正直、1話目からさっぱりわからず、途中で切ってしまおうかとも思いました。しかし、1回観てしまったら「この後何が起こるんだ?」と続きが気になってしまう中毒性があり、最終的にはどっぷりハマってしまいました。しかし、娯楽作品ではないので、本当に一般ウケする作品ではないというのが、総合的な評価だと思います。

「わからない」からと言って途中で投げ出すのはナンセンスだ、と思い知らせる作品だと言えます。

投稿 : 2013/01/24
閲覧 : 311
サンキュー:

10

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