ほるん吹き さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
とな怪 (~8話まで視聴)
少女マンガの恋愛モノって、どうも男キャラが高飛車なイメージがあって、なんでヒロインは好きになったんだろうと疑問に感じる事が多かったのですが、本作の春くんには好感が持てて、心地よく視聴させてもらっています。
とても純粋なんだけどとにかく不器用。どうやって友達を作ったらいいかも、好きな女の子にどう接したらいいかも分からない。でも感情を伝えるのはど直球ストレート。他人とあまり関わってこなかった雫にとって、そうやってどんどん自分の領域に踏み込んでくる春が、新鮮であり居心地の良さを感じていたのかもしれません。
近づいたり、離れたりを繰り返す二人。
{netabare}1話のラストではいきなりキス、2話では雫から春に好きだと伝え、{/netabare}二人の距離は一気に急接近しました。…かと思えば、気持ちがすれ違ってなかなかお互いの思いが重なる事はなく、恋が発展していきません。なんとも曖昧な関係です。
雫は春とどうなりたいのか…
現時点で雫が春との関係をどうしたいのか不明です。性格的にあわないし、恋人にするつもりはないという。でもいなきゃいないで寂しいし、勉強にも集中できない。雫自身気持ちの整理がついていないようで、先が読めません。そういうときこそ新しく出来た友達の夏目ちゃんやささやんくんに相談して欲しいけど、友達という概念こそなかった雫にはその考えにも至らないのかも。もどかしいですね~。それがまた面白いんですけど。
そして何といっても夏目ちゃんが可愛い!
クールで毒舌、そっけない雫や、何をしでかすか分からない春に振り回されつつもめげずに彼女らと交流を深めようと努力し、同時に二人の恋路を応援する立場にある夏目ちゃん。本人も友達欲しくて必死なんだろうけど、その不遇な扱いがまた可愛さを引き立てていますね。
雫は春のヒロイン、夏目ちゃんは我らのヒロイン!