神への挑戦者 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
興味深い!
資格社会の中で、一番かけてははいけない二つの色眼鏡、無意識による人への区別・意識的な人への軽蔑ではなかろうか?
これらはやがて差別へと知らぬ間に、自心の世の中を見る目に徹底的な変化を与えかねない、しかし真実を見つめつつもどう認識するか…これは、人生の醍醐味の一部、いわば大きなテーマだ。
『神様のメモ帳』は、ニートと言う聞き慣れた言葉、そして存在にたいし、作者の「ニートとは何か?」への一つの回答を物語の落ちとしながらも、なぜ真実を直視することは、痛みをともなうのにもかかわらず、その行為をやめない事の重さを、わかりやすく伝えてくれる作品に思えた。
薬で自殺行為へ走った少女への出来事、これが事実であるなら、作者は物語で少女を生き返らせながらも、生きたメッセージとして読み手に良き変化への礎になれたらなら…と願っているのではないだろうか?
「ルールが違う」、この考えはなかなか面白く今後僕は自己分析へ加えようと思う…
以上、長々と申し訳ないm(_ _)m