竹 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
かっけー時代劇アクション!
名無しの剣客が魅せる時代劇アクション映画です。
ある男と少年が出会い、彼を守るために闘うという至ってシンプルなストーリーです。 {netabare}不老不死になるための儀式において、少年の血が必要とわりと無理矢理感がありますが、{/netabare}この映画にはその申し訳程度の闘う理由付でいいのかもしれません。
死ぬ死ぬ詐欺などなく登場人物はあっさり死んでいきます。このぐらい無慈悲にやってくれた方が、緊張感ある戦闘になります。敵側も切りたいから切る、こちら側も守るために切る。ラストの二人の決闘は不必要な要素をすべて削ぎ落としたようなくらい完成されています。彼らは二三言しか会話を交わしていませんが、逆にそれらがかっけーと思える要素だと思います。
安藤真裕さんのアクションシーンの作画は常に人物が動いてる印象です。間合いをはかるにも、刀と構えるにも、刀を振るうにも、タメや体のひねりの動きなどどれも自然な流れのように動きます。だからチャンバラのシーンにおいては、刀を突き出してからの次の連撃の動作の流れが繋がっており、息つく隙ないような出来になっています。
オヤジキャラは運昇さん、大塚さん、山ちゃんと豪華なに揃えており、主役のTOKIOの長瀬さんも普通に上手くてびっくりしました。ただ、仔太郎役の知念くんは酷かったですね。長瀬さんのバーターだったんじゃないと思いたくなるような感じ。というかこの作品にジャニーズ引き入れて宣伝しても、狙う客の層が違うような気もするんですがね...