ソムリエ無冠 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
賛否両論
わけが分からないという意見が多いが、基本的なことは終わっている。
要はシンジが他人(という恐怖)が存在する実世界で生きることを決断するまでの話である。
人類全てが生命のスープになり、溶け合う状態に一度なるわけだが、シンジ本人はそれが嫌であり、母親から離れる(乳離れの象徴?)。
そして自分を否定するかもしれない赤の他人の象徴、アスカがいる世界へ向かっていくということなのだろう。
そしてレイとカヲルはあくまで分かり合えるかもしれない希望ということになっており、いわば物語の案内人になっている。
テレビ版の25話と26話に対応しており、自分が存在してもいいと自分で認めるまでの話になっている。
作者の意図や登場人物の心理を淡々と追う限り、そのような話だと推測できる。
それを「たかが」と捉えるか「されど」と捉えるかで評価が分かれるだろう。