みかみ(みみかき) さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:今観てる
か…か、か、か…カッコイイ…ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル…!
あまりにかっこかわいくて、もだえるwwww
おそらく、わたしの中で、2012年度もっとも輝いていたと思える作品は、ダントツでこの作品になりそうな勢い。
それにしても、さすが、最近のラノベの自己言及っぷりのクオリティはすばらしいと思いました。
こういう自己言及ができる西尾維新的伝統とでも申し上げればよろしいのでしょうか。この諧謔に満ちた日本のラノベ文化がつくりだした素晴らしいものかと思います。『僕の妹は漢字が読める』…ほどまでアグレッシブではないですが、ここまで自覚的にやってくれるのは、たいへんすばらしいので、ぜひこの調子で突き進んでいただきたい。
これこそが、文化の豊かさ、というものかと思いますので。
最初「かっこいいwww」と思っていたら、徐々に「かわいいwww」に変化しつつありますw。
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なお、この厨二病をわらう、という態度はまあ、けっこう広く受けいられうるものだと思うのだけれども、変なこと言うようだけど、厨二病とか、ある程度は長期にわたって部分的疾患として患っておくのは、けっこういいことだと思っております。
日本の人はみなさん、「俺様を見ろ…!!!」みたいなのを基本的に、非常に恥ずかしいもの、として思い込みすぎなところがあります。それは、みなさん控えめで上品で結構ですねぇ……という側面でもある……わけ…で・す・が、それは裏返せば日本人にありがちな、「変人に対する寛容性の低さ」でもあるわけです。「何あの人w、おかしくない?wwwww」みたいな。
それは、良い部分でもあり、悪い部分でもあるわけで。
「ほどよく厨二病な部分のある人」というのは、付き合い易いな、と思うことはけっこうあるわけです。何が「ほどよい厨二」にあたるのかというのは、どこがどう…ということを申し上げるのも難しいですが…。
自分が面白いと思う部分を素直に突き詰めて考えたり話をできる人、というのは、素朴に優秀だな、と思える人だったりすることも多いので、「オレサマ」キャラな人はけっこう好きです。(全員が全員じゃないけど…。)
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そういうわけで、厨二病を「どううまく生き残らせるか」というのは、けっこういいテーマだと思っております。こういう話はうまい感じのバランス感覚で、続けてくれるといいな、と思う次第です。