メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 2.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
世界のル=グインファンに土下座すべき::稀にみる、がっかり度200%は、宮崎息子の才能としかいいようがない。
わざわざふらふら旅行先で友達と観た。正確にいえば最後の30分は熟睡していた。つまりつかみがない。映像作品として成立しないのだ。ひどい脚本だ。嗤わせてくれる。
何がだめなのかって、すべてがひどい。世界のル=グインファンに土下座すべきだと思うぐらいひどい。最初の3分でしょーもなぁー。パーツパーツは悪くはありませんでしたが。
ジブリは終わったと確信したのもこの作品です。いったいどれほどのファンタジー小説がころがっていたとしても、彼女の作品に勝るとも劣らないレベルは、指輪物語しかなく、せいぜいナルニアレベルしかないのです。たしかに、通説的なこの見方は古いと思われるかもしれません。
それでも、世界のファンに謝れ。クリエイターとして生きていくのなら、実力で謝れ。なければ消えていけ。
わたしは、原作至上主義者ではありません。映像化にあたっては、原作に忠実である必要はありません。映画の尺に合わせて、ちゃんとした脚本、演出がされており、まとまっていれば問題はないのです。とはいっても、監督はちゃんと原作を読み込んだのでしょうか。おそらくそれはできていません。1000回読んだかもかもしれません。それで何?です。識字能力を自慢してどうなる。
これ以上書くと、徹底したジブリ制作体制攻撃になるので略します。
それにしても、指輪物語に並び立つ名作をただの凡人が映像化してしまった罪は重い。 (という反応を自分がしてしまうことはわかっていたんだけど、それにしても不愉快。すんごく気持ち悪い。
※今回は、通してみてないけど。もう一度は見てみるかもしれません。クリエイターの才能というものを改めて考えさせてくれるきっかけになったことは感謝しています。ありがとう。
友達にも誰にもおすすめしません。許されるなら記憶から消したい。そして、ジブリからリメイクしてください。謝罪の方法はいくらでもあるのですから。