hiroshi5 さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
この作品を見ると様々の作品の根源を垣間見ることができる。
1989年の押井守監督の作品。正直、時代が時代だけに不安があったのだが、気にすることはまったくなかった。
何度も言われていると思うが、この時代にOSを使ったサスペンス物語を展開するのは圧巻だ。
また昭和の東京の風景を見事に再現している。
この作品が傑作と言われる所以はこの二つにあるような気がする。(OVAも見ていないので確証はまったくない(;´∀`))
この作品を見ていると、どこか今敏監督の「老人Z」を思い出す。
時代的にはパトレイバーの方が古いので、どちらかというと「老人Z」の方が影響を受けているのだろう。
他にも「踊る大捜査線」や後に押井守監督が制作するあらゆる作品に精通する根源みたいなものを垣間見る。
それにしても、OSという概念が普及していない時代によくこれだけの作品を作れたものだと関心するばかりだ。
昔の作品が苦手という人もこの作品だけは是非見てもらいたい。