Tuna560 さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
『鉄のラインバレル』作品紹介と総評
「ナイスな展開だぜ!」 主人公の口癖となるセリフです。
高評価のレビューが目立ちますが、原作ファンからすると「最悪の展開」でした…。
(あらすじ)
時代設定は2019年から2020年。世界を陰から操ろうとする秘密結社・加藤機関と、それを阻止しようとする武装組織・JUDA(ジュダ)とが対立している。2つの組織はオーバーテクノロジーで作られた巨大人型機動兵器・マキナと、その模造品・アルマや迅雷を用い戦いを繰り広げるロボットアクション作品です。(wikipedia参照)
アニメ作品単体とすれば、それなりの作品だと言えます。
しかし、原作が良かったために、大きく改変された設定やストーリーには強烈な違和感を覚えました。主人公の中二的性格、登場人物の設定変更、エロ多めの描写、露骨なラブコメ要素。これらはアニメ独自の設定で、流行のテイストを無理矢理ねじ込んだという印象です。
特に原作では味方のキャラが敵側にいるという設定は…「どうしてこうなった」と言わざる負えない。
また、平井久司のキャラクターデザインが原作の雰囲気とかけ離れており、これも違和感の一因だと言えます。
原作が未完のため、オリジナルストーリーを展開するのは仕方ないことですが、ここまで原作を無視した展開は珍しいです。