優馬 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
高校3年という一番短くて一番青春が凝縮している1年間の物語
P.A.WORKSオリジナルアニメ作品
題材に合唱ということでかなり大変そうな感じがしました。
声楽は歌い方が違うので声優の方で歌っている人は大変
だったと思います。
このアニメは「花咲くいろは」とスタッフの一部が同じとのこと
偶然ですが、ちょうど同時に視聴していたのでビックリです。
背景というか風景などの作画が非常に綺麗で
(空の雲とかもきれいに描かれています)
登場キャラは、かわいくで映像的に好きです。
登場人物も個性豊かで
時には明るく振舞い、悩み、苦しみ、助け合い、信頼が深まる
という青春の王道をいくものです。
特にそれぞれが持っている問題を解決していくところ
家族の絆や愛が自分が思っているより深いことを知るところ
怖いだけと思っていた先生が実はとてもいい先生だったり
自分の足元しか見ていない自分に気づくことが出来る
大人になっていく年齢だよね
高校3年生最後の1年。
それは人生の中で一番たくさんのことが凝縮されていた
一年だった気がします。
この作品はその一番大切な一年間
同じ時間に歌を楽しむことを共有して成長していく
仲間たちの物語です。
ストーリー
大人と呼ぶには幼くでも自分達はもう子供ではないと思っている高校生。
ある日を境に音楽から離れた坂井和奏(さかいわかな)。
歌うことを諦めきれない宮本来夏(みやもとこなつ)。
親友のために力を貸す沖田紗羽(おきたさわ)。
笑ったり喧嘩したり悩んだり恋をしたり・・・。
ありふれた日常を送りつつ、少しずつ少しずつ前に進む少女達。
時には回り道をしながら、ひとりでは無理かもしれないけれど親友がいればいつかきっと――。
和奏、来夏、紗羽そして彼女達の奏でるアンサンブルが、音楽の力が小さくも煌びやかな物語を紡ぎ出す。
高校生活最後の夏。
それは夢を諦めるには早すぎる季節。
オープニングテーマ「Dreamer」AiRI
エンディングテーマ「潮風のハーモニー」白浜坂高校合唱部
声優
坂井和奏:高垣彩陽
宮本来夏:瀬戸麻沙美
沖田紗羽:早見沙織
田中大智:島崎信長
ウィーン:花江夏樹
坂井まひる:大原さやか
沖田正一:木下浩之
沖田志保:能登麻美子
教頭:田中敦子
校長:宝亀克寿
全13話
1話「飛び出したり誘ったり」
2話「焦ったり あがいたり」
3話「振ったり 出会ったり」
4話「怒ったり 踊ったり」
5話「捨てたり 捨てられなかったり」
6話「笑ったり 想ったり」
7話「空回ったり 見失ったり」
8話「気にしたり 想いっきり駆け出したり」
9話「白くなったり 赤くなったり」
10話「萌えたり 燃えたり」
11話「満ちたり 欠けたり」
12話「重ねたり 響いたり」
13話(最終話)「晴れたり 泣いたり あとは時々歌ったり」
坂井 和奏(さかい わかな) 声 - 高垣彩陽
本作の主人公。白浜坂高校普通科3年1組。
土産物屋の一人娘。家族構成は父・圭介とオス猫のドラ。
授業の時にはめがねをかけることがある。ケーキが好物。
頼みごとをされると断り切れないお人好しな性格。
母親が他界したことにより音楽科から普通科に転籍した。
合唱部に入部した当初は主にピアノを担当したが、歌うことには消極的であった。
高校に合格して以来、母が自分に病気の話をしてくれなかった
ことを悩んでいた。
後に、父から母が病気について自分に話さなかった真意を
聞かされ、初めて母の思いを知り号泣するが、それ以降は
歌と向き合えるようになった。
合唱部の活動に積極的に関わるようになってからは発声練習
の指導に当たることが多い。
アニメ版の序盤では、来夏の視点からストーリーが展開されるため和奏はサブ的な立ち位置が多い。
宮本 来夏(みやもと こなつ) 声 - 瀬戸麻沙美
合唱部部長。歌うことが大好きな女の子。
明るく前向きな性格だが、周囲を置き去りにして一人で物事を進めてしまうところがある。
合唱部の活動に関して、ケーキと引き換えに和奏に頼みごとをすることが多い。
今は亡き祖父共々コンドルクインズの大ファン。
声楽部に所属していたが、前年の発表会での失敗により、
顧問の教頭から合唱へ参加する機会を与えられなくなった
ため、部を辞め新たに合唱部を作ることを決意する。
前半の描写が来夏視点なのでこちらが主人公に見える。
沖田 紗羽(おきた さわ) 声 - 早見沙織
来夏と仲の良い弓道部所属の女の子。
世話好きなお姉ちゃん気質の持ち主で、相手が悩んでいる
のを見過ごせないお節介焼きでもある。
自宅の寺で愛馬のサブレを飼っており、流鏑馬に出場する
べく乗馬の練習に励んでいる。
高校卒業後の進路として騎手を志望しているが、身長が高く
胸が大きい自身の体格がその障害となっている。
旗手になる夢を捨てきれず、日本を遠く離れ海外へ留学する。
田中 大智(たなか たいち) 声 - 島﨑信長
ただ一人のバドミントン部員で、高校で全国大会出場経歴を持つ。
バドミントン部が定員に満たないため廃部通知を受けるが、
合唱部と合流して「合唱部ときどきバドミントン部」
とすることで定員を確保し、バドミントン活動を継続する。
姉がバドミントンを始めたことがきっかけで自身も
バドミントンをはじめ、憧れていた選手が白浜坂高校の出身
だったことで自身も白浜坂高校に進学した。
両親の転勤のため、姉・晴香と二人暮らし。
自身が描いた絵について、見た人間から「二度と絵は描くな」
と批評された経験がある。
合唱部の発表作に関してイラストを描いたが、来夏達からも
酷評された。
ウィーン / 前田 敦博(まえだ あつひろ) 声 - 花江夏樹
12年ぶりにオーストリア・ウィーンから日本に転入してきた帰国子女。
日本の文化・習慣は外国人向けに書かれた本で学んでいるが、多分に間違って覚えている。
何かと聞いたことをメモ帳に書き留める習慣を持つ。
足が速く自転車に乗った窃盗犯を捕まえたこともある。
大智にバドミントン部に誘われたものの、バドミントン勝負の
経緯から大智と一緒に合唱部に入ることになった。
今は亡き祖父の豪邸に借り住まいをしている。
「熱闘ヒーロー・ガンバライジャー」の大ファンで、
特にレッドが好き。
普段は大人しいが、西之端商店街イベント企画の
ヒーローショーでは、ショーの出来にこだわるなどの
熱い一面を見せ、自ら先頭に立ち、和奏達を引っ張って
いった。
周囲の人間には“ウィーン”と呼ばれており、
本名で呼ばれることは少ない。
エンディングのクレジットも「ウィーン」表記となっている。