ともか さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
小さな奇跡が集まった短編。 とても穏やかな気持ちになれました(*^_^*)
ほとんど予備知識なしで視聴。全4話(計70分程度)。
瀬戸内のとある街が舞台になっています。
主人公は、亡き父の形見であるカメラを愛用してる
人見知りでちょっとドジっ子な少女。
物語自体があまりにも短いので、
DVD1巻のオーディオコメンタリーにて
ギャグも交えながら補足説明をしていました。豆知識も満載です。
個人的には90分にして良いから、
補足説明の部分までを本編の内容に含めてほしかったです。
4話では尺が足りなかったのではないかと。
けれど、瓦屋根で軒下がある家が連なっている住宅街とか、
何となく自分がその場に行っているような気分にさせてくれました^^
協力してくれる周りのみんなの暖かさも感じられます。
行き先の無い水色の切符(←すごく古いモノ?)は、
{netabare}自分で行き先を決める{/netabare}ためのものだったんだね^^
そして、間違えて{netabare}行ってしまった場所も、
新しい思い出の場所{/netabare}となっていくのでした。
キャラの大袈裟なまでの表情変化も見ていて面白かったです。
作画面では、
背景はぼんやりで光が多め、キャラの絵はくっきりとコントラスト。
個人的にキャラの画(顔)がイマイチなのだけど、
それ以上に癒される雰囲気のほうが強く、気持ちが和んだ。
この辺は少し好みが分かれそう。
音楽はOPにユーミンこと荒井由実(松任谷由実)が作詞・作曲した
「やさしさに包まれたなら」が採用されており、
この作品に合っていると思いました。
DVDは1・2巻に分かれていますが、
1巻のコメンタリーは物語の説明不足な部分を補う内容、
2巻のコメンタリーはほぼ雑談となっています。
気軽かつ適当に楽しめて安らぎの一時をくれます。
1巻のコメンタリーまで含めても2時間足らずで観終わるので、
多くの方におすすめできる作品だと思います。