優馬 さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「わたし気になりますっ!」ってかわいい娘に迫られたら頑張るしかないです
ライトノベルのミステリー新人賞の作者が原作のアニメ作品。
古典部シリーズとしての小説は
「氷菓」、「愚者のエンドロール」、「クドリャフカの順番」
「遠回りする雛」の4作から作られている。
現在、5作目「ふたりの距離の概算」が始まっており
こちらは、主人公たちが2年生に進級した後の話となる。
作者の米澤穂信は、岐阜県の飛騨高山地方の出身ということで
この作品の設定地区も飛騨高山を元にしているらしい。
自然が豊富な風景や昔からの祭りの継承、家柄などもその土地
の特徴であるかもしれない。
現実的に最終話の「生き雛祭り」というものが
「飛騨一宮水無神社」で実際に行われている。
高山市自体も旧城下町を残し、川の流れに沿って桜が植え
られているなど観光地としても有名。
実は僕も今年(2012年)の春
桜の季節に高山へ行ってきました。(雛は見てません・・)
このアニメともっと早く出会っていれば少しは感激も変わった
かもしれないですね。
アニメ「氷菓」の特徴は
まずは、ヒロイン「千反田 える」の屈託ない笑顔と瞳を
キラキラさせて「わたし気になります!」という好奇心旺盛な
セリフから始まっていく推理につきます。
主人公 探偵役「折木 奉太郎」の独特な無気力感(省エネ)
漂う中で策略的にまとめていく推理力と
二人の友人「福部里志」「伊原摩耶花」もかなりな
洞察力を持っており
難問を解決していくというところが引き付けられます。
また、この4名が学園生活を送りながら
青春の側面が垣間見えるラブコメなところも見所でしょう。
ミステリー小説のように解き明かされていく中
気がつくと青春のほのかな淡い香りが・・・・。
最終話、
「折木 奉太郎」「千反田 える」はこの先どうなるのか
という話題とともに次回作を期待された良作です。
作品紹介
省エネを信条とする高校一年生、折木奉太郎は、ひょんなことから廃部寸前のクラブ「古典部」に入部することに。「古典部」で出会った好奇心旺盛なヒロイン、千反田える、中学からの腐れ縁、伊原摩耶花と福部里志。
彼ら4人が神山高校を舞台に、数々の事件を推理していく青春学園ミステリ。
声優
折木奉太郎:中村悠一
千反田える:佐藤聡美
福部里志:阪口大助
伊原摩耶花:茅野愛衣
折木供恵:雪野五月
遠垣内将司:置鮎龍太郎
入須冬実:ゆかな
糸魚川養子:小山茉美
十文字かほ:早見沙織
江波倉子:悠木碧
谷惟之:川原慶久
河内亜也子:浅野真澄
善名梨絵:豊崎愛生
善名嘉代:小倉唯
題名
1話「伝統ある古典部の再生」
2話「名誉ある古典部の活動」
3話「事情ある古典部の末裔」
4話「栄光ある古典部の昔日」
5話「歴史ある古典部の真実」
6話「大罪を犯す」
7話「正体見たり」
8話「試写会に行こう!」
9話「古丘廃村殺人事件」
10話「万人の死角」
11話「愚者のエンドロール」
11.5話「持つべきものは」<<<<OVA作品
12話「限りなく積まれた例のあれ」
13話「夕べには骸に」
14話「ワイルド・ファイア」
15話「十文字事件」
16話「最後の標的」
17話「クドリャフカの順番」
18話「連峰は晴れているか」
19話「心あたりのある者は」
20話「あきましておめでとう」
21話「手作りチョコレート事件」
22話(最終回)「遠まわりする雛」
古典部の謎を解く前半が面白く感じたら
後は推理アニメの世界へまっしぐらです。