優馬 さんの感想・評価
4.1
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ふうせんかずら「風船蔓」の花言葉は「あなたの想いを届けます」
この作品の重要なキャラはなんと言っても
「風船蔓」(ふうせんかずら)です。
ちなみに花言葉は「あなたの想いを届けます」!?
どんな植物なのかというと
つる性の一年草。
フェンスなどにつるを絡ませながら、ぐんぐん伸びる
フウセンカズラ(風船蔓)。
夏になると緑がかった白い花を咲かせるが、その花径は
約3ミリと小さく、花よりもその後にできる風船のような
実がユニークなのだ。
その実は、ホオズキのように空洞になっていて、
中に3粒の種ができる。
種には着生していた跡が残るのだが、その跡というのが
ハート型。
なんと黒い種に、白いハートの模様ができるのだ。
ロマンティックな花言葉もうなずける、なんとも
可愛らしい植物である。
<主な登場人物:声優>
八重樫太一: 水島大宙 文研部員 (主人公)
永瀬伊織 : 豊崎愛生 文研部部長
稲葉姫子 : 沢城みゆき 文研部員
桐山唯 : 金元寿子 文研部員
青木義文 : 寺島拓篤 文研部員
藤島麻衣子: 伊藤静 学級委員
後藤龍善 : 藤原啓治 教師
<この作品のストーリー>
部活に必ず入らなければならない学校で
何らかの事情で既設の部活に入れなかった高校一年生の
5人が「文研部」という部活に入る。(というか設立する)
実は、入りたい部活がなくなっていたり、設立してなかったり、
追い出されたり、入りたい意思がなかったり、
というような「はみだし者」のあつまり
部室の中でどんな活動をやるというわけでもなく
集まってきては、時間を費やしていくという中で
一応の友達関係が築かれていた。
そんな時
意識の交換が行われる それは突然やってきた
相手を問わず、体と意識が入れ替わってしまうのだ。
この現象をもたらしたのが、自称「風船蔓」という
実体のない得体の知れない存在。
5人の戸惑う状況が面白いので、自分が満足するまで
続くというのだ。
この事件から
5人はそれぞれが持っていたトラウマや問題点を
克服しようとしだす。
信頼関係を築いていかなければならない状況で
それぞれの想いが交錯し、恋が芽生えていく
そして、想いを告白していく
だが、「風船蔓」の陰謀によって生死の問題が発生する。
結果として誰も死ぬことはなく 救われることになる。
距離感が縮んで何事もなく過ぎていく中。
いきなり自己抑制が効かない状態になる現象が発生し
暴行を行ったとして桐山唯と青木義文が警察に補導されて
しまう。
前回は自分達の中だけで解決できた問題だが
今回はまわりにいる人を巻き込んでしまう
危険な状態であると認識しながらも
「風船蔓」の仕業であるということから何をされるのか
わからないため淡々と日々をすごすことになる。
しかし、興奮状態になると口論になってしまうために
お互いが距離を置くようになったり、引きこもり状態に
なっていく。
やがては、バラバラに・・・・そんなとき
「青春というのは傷つけあって友達と仲良くなっていく」
教師の思わぬアドバイスから立ち直っていこうとする。
しかし、ただ一人 「稲葉姫子」だけが問題を抱えていた。
実は、「八重樫太一」のことがすきで「永瀬伊織」との
三角関係になってしまうことから、5人が仲良くできない
ことを心配していた。
「永瀬伊織」はそれを受け止めて
二人とも、「八重樫太一」のことがすきでいい
そんなことで友達関係は壊れないと「稲葉姫子」にいう
「稲葉姫子」は吹っ切れたように、「八重樫太一」へ
告白し、危機を乗り越えた5人は以前よりも分かり合える
関係になった。
その後、「風船蔓」の現象がなってたある日
部室の黒板に名前と時間が書かれていた。
時間は、12:00~17:00
名前を書かれたのは、「八重樫太一」以外の4人
実はその時間、身体自体が退行してしまう現象が発生する
4人のうち誰に発生するか、何歳まで退行するのか
わからないが時間だけはわかっている。
他の人に知られてはまずいということで
5人はその時間だけ行動を共にする。
廃ビルの中でともに時間を過ごす5人・・・
ところが身体の退行中に過去の記憶がよみがえってくるため
トラウマはよみがえり、過去の問題が発覚していく。
一人ひとりの問題を仲間が一緒になって解決していく
ことで本当の仲間になっていく。
すべてを分かち合い、理解しあい、信頼できる仲間になる。
ということで
青春そのものですよね
青春のときってこんな感じ
親友が出来るまでのプロセスも彼女が出来るプロセスも
こんな感じだった気がする。
ということは、5人が仲良くなる
青春というときを過ごさせるために
必要なプロセスを「風船蔓」が助けたということ
・・・・ようするに 花言葉がすべてですね
「想いを伝える」ことの大切さを知る必要があった
自分だけの想いで何事も解決しようとしていた5人は
親友を得て、信頼を覚え、人に頼り、生きていくことが
大切だとわかった。
13話で完結
僕も「青春という時間が大切だ」ということを
わかってはいたが、その時間を通して覚えていくことや
経験していくことが大切だということだと思った。
実は、この作品 ゲーム化が決定しており
11月の中旬に 新たなシナリオの作品が出される予定
となっている。
すばらしい作品でありながら
多数の心無い関係者から発生した問題があったようです。
ですが
僕は素直にこれは、いい作品だと思ったので応援します。
<ヒトランダム>
1話「気づいたときには始まっていたという話」
2話「なかなか面白い人間達」
3話「ジョバーとローブロー」
4話「二つの想い」
5話「ある告白、そして死は……」
<キズランダム>
6話「気づいた時にはまた始まっていたという話」
7話「バラバラと崩れる」
8話「そして誰もいなくなった」
9話「止まらない止まらない止まらない」
10話「それを言葉にするということ」
<カコランダム>
11話「気づきを与えられて始まったという話」
12話「雪降る街へ」
13話(最終回)「この五人がいれば」
そして
<ヨチランダム>へ続く