リクポテ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
好きな人に全く触れられないってどんな気持ちだろう?(;.;)
ある夏の日に6歳の女の子が、妖怪が住むといわれる森に迷い込んだ。出られずに泣いているところをお面をつけた青年ギンに助けられる。ギンは人に触れられると消えてしまう存在……
というところからストーリーは始まります。
たった40分弱の話ですが、きれいな作画による癒しの世界観とか、登場人物の心情やその変化というものが丁寧に描写されていると思います。
{netabare}
小さいころの蛍は好奇心旺盛でギンに触れられないと分かってはいても会ったり遊んだりするだけで満足できていたが、成長して思春期になってくると、会ったり遊んだりするだけではもう物足りない。ギンに触れたいという心情の変化と葛藤がズキズキと伝わってきましたね。好きなのに全く触れることが出来ない、手すらつなぐことが出来ないのって実際どれだけ辛いんですかね……
「デートみたいですね~」「色気のないデートですね~」
「デートみたいですね~」「デートなんですね~」
ここはギンの心情の変化が読みとれますね。
最後の2人が抱き合うシーンは超感動でした!
いつかお別れのときがくると2人とも分かっていた。
でも最後に2人の願いが叶い……
互いに触れ合うことが出来た……
2人の笑顔がすごく眩しかったなぁ(:_;)
最後の妖怪たちの優しい言葉にもグッときました>_<
お別れは寂しいけれど、ハッピーエンドです♪
{/netabare}
人気作「夏目友人帳」のスタッフの方々が制作しているらしいですね。夏目友人帳も是非見たくなりました!!