いのりん♪ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
親指店長どこいった〜??
すごくよかった。
とにかく絵がキレイ。
わたし自身、20代のころ花屋だったので
すごく情景が思い浮かび、それだけでも感情移入しやすかった。
あの空気感、ビックリするほどリアル。
背景に描かれる花たちなんか、とても繊細で本当に手に取りたくなる。
忘れていた花の名前まで頭にポッと浮かんできちゃうぐらいww
そんな世界観。それだけでもうっとり。
OP・EDもすごーーーーーくキレイで、曲もピッタリ♪
個人的には、島尾くんの感性はとても自分に似てる!と思った。
(ステキに作れているかは別として;)
わたしもビビットな色使いでアレンジ作るの好きだったし、
あのスケッチブックのロゴにこだわりたいカンジもすごくわかる。
字面のバランスみて、カタカナ結構使う派!(笑)
「なんか、こういうのいい。理屈じゃない」って所がすごく似てるかも!
こういう感性や感覚的な部分をアニメのキャラクターに感じたのは初めてだったので
作品に、恋愛や出来事以外での「感情の投影」は、
なにか見透かされたような怖さを感じるような?ドキドキ感もあり、
わたし的には完全に喰われたな;ってカンジ(笑;)
ストーリーもとてもよかった。
店長(六花ちゃん)ベリーショートがとってもよく似合う♡
葉月くんが店長にキュンキュンしてる同じ目線で
わたしも店長に「これは惚れる~♡」な~んて思ったり、
葉月くんの
一目惚れ→バイトできたことで「もっと近づける~」ぐらいの思いだったのが、
回を追うごとに本気度が増して、
後半「死んだ旦那の分もひっくるめて引き受ける覚悟で」自分のカラダ旦那に貸したり、
いい加減な人じゃなくてホントよかった。
22歳っていう若さだったら、
遊びで~とか、とりあえず・・・みたいなノリで行く子も多いだろうに、
徐々に腹くくって行ったカンジも上手く話しに流れていて、
そこらへんのストーリー構成も気に入った。
乱暴なカンジじゃなく、ちょいちょい押しが強いのも女子的にはやられるな~♡
う~ん、そうそう。若いのにポイントズレてないんだなぁ。。あ~いいぃ~
(個人的には声が中村さんなので、それだけで十分、葉月ラブなんだケド~きゃは♡)
あと、やっぱ島尾くん。
あのツンデレのデレがないカンジとか、素直になれないまま逝ってしまって
手つかずで残ってしまった本当の想いとか。。。
魂だからふわふわ浮いちゃって、
地団駄も踏めない、
この感情どこへ持って行けばいいかわからない、っていう部分、
もちろん幸せを願っているのに
そういうつもりなく、徐々に恐い方向へ進んでいく心情。。。
変な話。
高1の時、父親が、想いを残したまま他界して、
それから身の回りで変なことばかりが起きて、
何年も経って(もうその変なことにも慣れて何とも思わなくなった頃に)
ある霊媒師?占い師?みたいなことができる神社の宮司さんと出会って、
「お父さんかな?心配そうにあなたにずーーーっと憑いてるよ」って言われて、
ビックリしたような、やっぱりか、というような、
なんとも表現しにくい状況にあったことがあったの。
「死んだ人は、ココにいてはいけないんだ、ってわからせてあげなきゃいけない、
お父さんを成仏させてあげなきゃね」
って何か祝詞?みたいなものを唱えはじめたら、
右足が急にダル~~~~く重~~~~くなってきて、
内蔵がアチコチ痛くなって、痛みで吐き気がしてきて、座っていられなくなって
ゴロンって倒れたの。
その時、パッと「あ、お父さん、わたしの中に入った??、、」ってわかって、
(痛む箇所は、全てお父さんの病巣箇所だった)
わたしの意識はあるのに、わたしが考えてることとは全く違う言葉が
口をついて次々出てきて(←わたしを心配している内容の話)
それまで、わたしはかなりリアリズムで、物語はキライ、占いは信じない、とかとか
イチイチ断言するほど、『見たもの・感じたもの・こと』が全てで、
霊媒師っぽいこと、占い師っぽいこと言う人のことは、話半分どころか
全く聞き入れません~ってカンジだったのが、
この時、身をもって感じてしまった;体験してしまった;ので、
こういうことはあながちウソでもない、そういうこともあるだろう~と考えるようになったの。
そういう意味でも、おもいっきり物語だけど、リアリティを感じるというか
とても想いがつながるところだった。
(スイマセン;長くて、、、)
なんか後半はずーーーっとウルウル→最後決壊;
この時期いい作品が多かったのか、
全体の評価はまずまずといったところみたいだけど、
わたしにはしっかり心に響く作品でした。
ちょっとした時に、繰り返しみたい作品。。。