Tuna560 さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
『機動戦士ガンダムOO 2nd season』作品紹介と総評
『機動戦士ガンダム00』の第2期。
「世界の再生と破壊」をテーマとし、本作では「世界の再生」を描いている。
前期レビュー:http://www.anikore.jp/review/385202/
(あらすじ)
西暦2312年。各国家群は地球連邦として統一を果たし、世界は1つになりつつあった。しかしその裏では独立治安維持部隊「アロウズ」によって、反連邦主義や思想への弾圧や虐殺が行なわれており、世界は未だに歪んだままであった。夢を叶えて宇宙技術者となった沙慈はアロウズによる弾圧に巻き込まれ、国連軍との決戦を生き延びるも孤独となった刹那は再び戦いへと身を投じていた。
アロウズによって捕えられていた沙慈と偶然再会した刹那は、彼を救出し満身創痍のガンダムで戦うが、すでにアロウズの機体は従来のガンダムの性能を超えており、苦戦を強いられる。しかし、そこに水面下で活動していたティエリアを始めとする新生CBが救援に現れ窮地を脱した。先の戦いで死亡したロックオンことニールに代わり、弟のライルを加え、アロウズに捕えられていたアレルヤを救出し、新しいガンダムでCBは再び歪んでいく世界に戦いを挑む。(wikipedia参照)
前期から5年後、イノベイターとアロウズによる「偽りの平和」の世界を、人類のために「平和の再生」を試みる物語。
美麗でスピーディーな戦闘シーン、深くて繊細な人間模様は前作に引き続き、とてもよい。しかし、敵が明確になったことによる「勧善懲悪」なストーリーラインや、膨らみ過ぎた設定、MSのオーバスペックによるインフレーションは少し残念な所である。
特に主役機である00ライザーは、ガンダムシリーズ稀に見るチートぶりを発揮してしまった。
「来るべき対話」という結末は劇場版に持ち越しですが、TVシリーズはしっかりと物語りを収束させ、テーマも一環しているため、後味のよい結末になっていると言えます。