Tuna560 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
『persona4 the ANIMATION』作品紹介と総評
人気ゲームシリーズ『ペルソナ』のアニメ化作品。
原作のファンだったので、待ちに待った作品でした。
(あらすじ)
田舎町に住む親戚の家に一時預けられることになった高校生の主人公:鳴上悠が、町で起こる怪奇連続殺人事件の謎と、その裏に潜む異界の存在に仲間達と共に挑んでゆくジュブナイル伝奇作品です。
正体の分からない犯人の謎を追うミステリー要素と、異世界で繰り広げられるバトル、その合間の日常を通じて繰り広げられる青春群像劇という、3つの要素を平行して展開します。(wikipedia参照)
奇妙な連続殺人事件、原因不明の変死体、テレビの中に広がる異世界、そして”ペルソナ能力”…
アニメの感想としては、非常に原作に忠実だと感じました。
ペルソナ特有のコミカルな会話と、ミステリアスでシリアスなストーリーをしっかり描かれていると思いました。また、コミカル回とシリアス回のメリハリがしっかり出来ていて、ストーリー進行も程よく感じました。
また、原作でも好評だったBGMもそのまま使用され、原作の雰囲気を壊す事無く製作されていると感動しました。原作ファンにはたまらないサービスですね。
特に、「ペルソナ」の存在がやはりおもしろい。
ペルソナは「誰しも持っている、心に秘めた"もう一人の自分"」のことを指し、本作でも重要な存在となっています。最初は、心の奥に持つコンプレックスを具現化した「自分の“影”」として現れるが、それを自分の一部として肯定し受け入れる事で、自身を見つめる前向きな心の具現「ペルソナ」へと変化します。つまり、「自分と向き合う強さ」が描かれているのです。
原作でもそうですが、エンディングが分岐されていて、TV版では通常ED、後の劇場版で真EDが描かれています。個人的には劇場版まで観るのがおすすめです。
今年には『ペルソナ3』が劇場公開が決定しており、こちらも期待が持てます。
(1/6:追記)