Tuna560 さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』作品紹介と総評
お盆の頃になったら、無性に観たくなる作品です。
(あらすじ)
幼い頃は仲が良かった宿海仁太、本間芽衣子、安城鳴子、松雪集、鶴見知利子、久川鉄道ら6人の幼馴染たちは、かつては互いをあだ名で呼び合い、「超平和バスターズ」という名のグループを結成し、秘密基地に集まって遊ぶ間柄だった。しかし突然の芽衣子の死をきっかけに、彼らの間には距離が生まれてしまい、それぞれ芽衣子に対する後悔や未練や負い目を抱えつつも、高校進学後の現在では疎遠な関係となっていた。
高校受験に失敗し、引きこもり気味の生活を送っていた仁太。そんな彼の元にある日、死んだはずの芽衣子が現れ、彼女から「お願いを叶えて欲しい」と頼まれる。芽衣子の姿は仁太以外の人間には見えず、当初はこれを幻覚であると思おうとする仁太であったが、その存在を無視することはできず、困惑しつつも芽衣子の願いを探っていくことになる。それをきっかけに、それぞれ別の生活を送っていた6人は再び集まり始める。(wikipedia参照)
{netabare}幼馴染の死という過去を抱えた若者たちの淡い恋や罪の意識、絆や成長といった内容を扱う、ドラマ性を重視した内容が志向されており、物語の展開に従って複雑化していく人間関係なども描いています。 {/netabare}
物語自体はゆっくり丁寧に描かれ、描写や演出も細かくて、とても魅力的な作品でした。また、ストーリー展開はわかりやすく、先が読めてしまうものではありますが…わかっていても感動してしまうというのは、その作品の凄さを表していますね。
『ゴースト・ティーチャー』など、昔夏休みに観ていた昼ドラを思い出させてくれ、新規の作品なのにどこか懐かしさを感じさせてくれました。…主題歌のせいかも知れませんが。
この作品もそうですが、改めて2011年はTVアニメ豊作の年でしたね。