Tuna560 さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』作品紹介と総評
前作『ガンダムSEED』同様、辛口コメントで申し訳ございません。
前作レビュー:http://www.anikore.jp/review/385197/
前作『機動戦士ガンダムSEED』での終盤の舞台となった戦い、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦から2年後の世界が舞台である。主人公を新たに軍人の少年シン・アスカとし、前作の民間人であった主人公キラ・ヤマトとは違う新たな視点の物語として開始されている。
(あらすじ)
停戦から2年後、C.E.73年10月2日。プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルとの非公式会談の為、新造艦ミネルバの進水式の準備が進むL4 アーモリーワンを訪れたカガリとアスラン。だがその最中、ザフト軍が開発した新型MSカオス、ガイア、アビスが何者かに強奪され、周囲は混乱に陥る。これを阻止すべく、ミネルバからも新型機インパルスが出撃。そのパイロットは、プラントに渡りザフト軍に入隊したシンであった。
だがそんな中、安定軌道にあったはずのユニウスセブンが地球に落下し始めたという報せが入る。それは、ナチュラルへの憎しみを募らせ続けるザフト脱走兵達の仕組んだものだった。しかし、この事件を利用しようと暗躍する者達も動き始め、世界は再び混乱と戦火に包まれるのだった。(wikipedia参照)
まずストーリーについて。
ガンダムの設定が前作とほぼ同じ、しかも今回も敵側に奪取されてしまうというデジャブを見せられているかの様な出だしは如何なものか。
キャラ面では、シンとアスランのダブル主人公の形を取っていたが…キラが出てくることでまさかの主人公交代がおこってしまう。さらに、前作で戦死したキャラが人気が高かったという理由で、何故か生きのびていたことになってる…。
次に戦闘やモビルスーツ関係について。
戦闘シーンは作画流用が目立ち、違う機体でも同じ動きばかり…。さらに止め絵の多様により、退屈な印象を受けます。重要な戦闘シーンはなかなか綺麗に出来ているが、やはりその他が目立ってしまいますね。
デザイン面では過去作の流用(オマージュとのこと)が多い印象を受けます。そのため、過去作のセリフを差し込んだりと、既存ファンに対するサービスとも取れるが…正直蛇足にしか見えないのが辛い。
見切り発車で話を作るのは、本当にご遠慮して頂きたい。
キャラを重視し過ぎて、ストーリーにまで影響させたら物語は破綻をするんですよね。
以降のガンダム作品はこの作品を背面教師としてみてほしいです。
(1/31:追記)