annabanana さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
忍者?いいえ、妖怪です。
愛し合ってるけど、敵対する一族の跡継ぎのため殺し合わなければならない悲しい運命を背負った主人公二人を軸として織りなす、悲恋のエログロデスマッチ。
ストーリーにオリジナリティあるかっていえばそうでもないのですが、私は結構気に入りました。{netabare}
1話目から(勝手に主人公格だと思っていたおじじとおばばが死んだとき)、バジリスクの世界観に一気に引き込まれていきました。
次週どうなるのー?!って気になって仕方がない、とてもテンポが良い構成だったと思います。
ただあまりにとんとん拍子で進んでいくあまり、18人の(主人公たちを抜いて)忍者たちの死に方が、特に序盤の方はあっけなかったと思いました。
能力的に見ればそんなに簡単に死ぬやつらでもないだろうに…
というか彼等の技は忍術って片づけてよいレベルじゃ…
{/netabare}
この作品の特徴のエロとグロについてですが、完全にAUTOだろ!ってシーンがたくさんありました(笑)
でも主観ですが、個人的には嫌なエロさ(?)ではなかったので、気分を害さずに普通に視聴する事が出来ました。
グロも{netabare}血しぶきビシャー!、頭部ポロリ、体真っ二つ、などなど{/netabare}内臓の弱い人にはお勧めしない場面もありましたが、人によると思います。
私はこの残虐さが忍の非情さを表すのに一役買っていると思うので、演出には必要不可欠だったと思います。
肝心の主人公たちの恋路ですが、{netabare}結末はあらすじ読んだ段階で誰でも予想がつくと思うので、私はそれほど衝撃を受けたり、胸を痛めたりはしませんでした。
どっちかというと弾正とお幻の時のほうがしょぼーんとなりました(´・ω・`)
でも最後の演出はちょっとくさいけど、まあ良い最後だったなと思いました。
以降の感想はちょっと批判的ですが、
個人的には天膳がなぜ甲賀を憎んでいるか・彼の「内に潜むもの」がなんだったのか、映像のみで説明がなされていなかったのでよくわかりませんでした。
視聴後にGoogle先生にお世話になって初めて理解できました。
でもこれはきっと私の理解力に問題があると思うので、説明いらずって思う人が多数だと思います。
あとは、キャラの書き分けがあんまり上手ではないと思いました。
特に黒髪のどちらかというとイケメン寄りに書かれているキャラは、正直たまに見分けがつかなくなりました。
特に夜叉丸と小四郎はかなり厳しかったです。
なんだかんだでハッピーエンドで、見終えた時は燃え尽きた…って感じる、かなりスカッと後味の良いバトルものでした!{/netabare}