「カンピオーネ! ~まつろわぬ神々と神殺しの魔王~(TVアニメ動画)」

総合得点
79.1
感想・評価
1675
棚に入れた
10845
ランキング
521
★★★★☆ 3.6 (1675)
物語
3.5
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.4
キャラ
3.7

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ネタバレ

ハネマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 2.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

~まつろわぬ神々と神殺しの魔王~

神様アニメならぬ神殺しアニメです。1クールです。

主人公・草薙護堂は春休みにおじいちゃんの使いでイタリアのサルデーニャ島を訪れた際、軍神ウルスラグナと神王メルカルトの戦いに巻き込まれ、島で出会ったエリカと共に奮闘する。プロメテウス秘笈の力を引き出すという半ば自殺行為とも言える手段でウルスラグナを殺して権能を奪い、7人目の神殺し、すなわちカンピオーネとなりところから始まるストーリーです。

ストーリーに関していえば、設定や本筋の物語自体がとても好みというだけで完走できてしまったというのが観終わった後の素直な印象。
という訳で具体的にストーリーに関して語ってしまうとかなり悪い意味で気になる点が多いですが、ここでは特に気になる所を2つ書いていきたいと思います。ネタばれ注意。
{netabare}
まず一つはストーリー全般に言えることですが、物語の展開が早すぎるところです。1クールアニメの宿命とでもいいますでしょうか、得てしてラノベ原作は特に展開が早くなりがちではありますが、それにしてもこのアニメは省略が多すぎると思われます。僕は原作は未読ではありますが、それでも省略感を強く感じるほどなので、既読の方にとってはより強い省略感、そして展開の早さに戸惑い、最悪敬遠される可能性すらあると思います
ちなみに省略感を特に感じるは主人公がカンピオーネになった直後です。ここなんて超絶省略されてますよね。なにやらわからず舞台が日本に移ってるのはかなり違和感でした。言葉で何がその間に何があったか説明はあるものの、主人公と他のカンピオーネとの関わりの部分なので省略せずに、映像で観たかったというのが正直なところ。

もう一つ気になるのが戦闘においてキスに依存しすぎてる所です。外からの魔法が効かないという設定があるため、キスで情報を伝えるということ自体には妥当性があり、納得もできます。が、戦闘がある度に最終的にキス➝最強魔法展開➝敵を倒す、という流れがパターン化しすぎてるのはいただけない。戦闘の度に「またどうせキスするんだろ??」と予想できてしまうし、その予想通りキスして敵を倒しちゃう。これではハラハラ感が全くないので戦闘に魅力を感じにくいです。キス以外での戦闘展開が観たかったかなと思う。{/netabare}
以上がこのアニメの特に気になった部分です。ただ、神殺しという設定が好きだったからか、それとも他の要素が良かったからかわかりませんが、観終わった後はそこまで損した気分にはならず、意外な満足感がありました。

キャラクターはかなり良いと思います。主人公とヒロインたちでそれなりのハーレムを形成してますが、まぁキス設定がある以上ハーレムっぽくなるのはしょうがないですし、そのハーレムもエリカ以外特にべたべたな感じでもないんでさほど気になるほどではないです。
登場キャラの女の子はかなり可愛く、萌えるには最高の材料が揃っております。

声優はメインヒロインのエリカ役の日笠さんハマり具合は特に見物です。他にも花澤香菜さんや喜多村英梨さん、小倉唯さんや日高里菜さんなど豪華かつなかなかのハマり具合。とてもよかったと思います。

作画もキレイだったと思います。戦闘シーンも一応華やかですし。

音楽は特筆することはありませんが、EDは少し気になりました。曲どうこうではなく、小倉唯さんを少し推し過ぎに感じてしまった。ヒロインの女の子を差し置いて敵役の声優さんを推すというのはいかがなものかと…まぁ小倉唯さん自体は好きなんですけどね。

総評として、ストーリーに関していえば、最終的には僕はそこまで悪くないと感じましたが、、他の人には不評なので好みによると思われます。
ですが、キャラや声優はなかなか良いのでそちら目的で観る分には問題ないアニメだと思います。

投稿 : 2012/11/03
閲覧 : 231
サンキュー:

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