papa0080 さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
汚い…自分の心が…
わけて書く物ではないかな?と思ったらのでARIAシリーズ通しての感想です
タイトルの意味はこの世界がやさしく綺麗で素晴らしいから…
第一期の数話の時点は辛かったです、この世界がまぶしくて自分の汚いハートが痛い痛い
それくらいこのアニメの世界はやさしい、いつしか心の痛さも消えていきました
テラフォーミングされた水の星でゴンドラ(手漕ぎボートのようなもの)で観光案内をする仕事
水の妖精ウンディーネを目指す少女、灯里を主人公とした素敵な出会い、出来事を描いた作品
癒されます、現実もこんな世界だったら…な~んて考えてしまう自分でした
そんな自分に対して物語の中でいくつか言葉を投げかけられました
{netabare}『萎縮した人の前では相手も萎縮してしまうものよ』
『笑顔で接すれば相手も笑顔になってくれる』
『この世界が素敵に見えるのはあなたの心が素敵だからよ』
ああ、そうだよね…でも難しいなぁ…
自分は愛想がいい方です、他人の前では愛想よく振る舞います
それは相手がその方が気持ちがいいだろうからという考えからです
コンビニでおつりを受け取る時は笑顔でどうもと言います
でも…素敵な心はもっていません、そんな心が持てればいいのに、そう思わずにはいられません{/netabare}
とにもかくにも、自分の目にはこの世界は何よりやさしい世界だと思いました
現実の世界も本当はそうなのかもしれません
競争社会、誰かを羨む心、他人をあざ笑う事、自分自身をすげさむ事
そんな色んな事が重なって、現実は汚れてしまうんでしょう
でも、この世界のようなやさしい現実を、自分は昔に確かに体験しました
いつからあの時の世界が汚れてしまったのでしょうね
あの熱海の商店街のお饅頭屋さんで、また皆でお茶を飲みながら饅頭食べたい…
現実に疲れて、やさしい世界のその姿を見たい人は、このアニメを見てみてはどうでしょうか?
きっとやさしい気持ちになれると思うのです、そんな世界がここにありました