Tuna560 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
『電脳コイル』作品紹介と総評
地味に良作が多いNHK作品ですが、『電脳コイル』は所謂「NHK」の本気が観られる作品です。
さしずめ、「子供版 攻殻機動隊」といった内容の作品となっています。
(あらすじ)
電脳世界の情報を「電脳メガネ」によって現実世界に重ねて表示され操作できるようになった世界。「電脳」は日常生活に溶け込み、子供でも当たり前に扱え、ごく普通の小学生の主人公が、サイバーパンクなトラブルに巻き込まれていく。(wikipedia参照)
街並は片田舎、神社や駄菓子屋等も出てきて、小学生の頃の記憶が蘇るかの様です。そんな町中で、電脳メガネを使ってその町で起こっているサイバートラブルを解決していく。作品の雰囲気としては、『サマーウォーズ』が一番近いのではないでしょうか?
作品中で最も重要なアイテムなのは、もちろん”電脳メガネ”ですね。簡単に言えば、メガネ型の高性能型スマートフォンと言ったところでしょうか。電脳世界の有視化、共有化を担うマストアイテムです。このメガネを駆使し、電脳内のバグやトラブルを解決したり、セキュリティプログラム「サッチー」との攻防を行ったりします。
最近ではgoogleがこれに近い設定のメガネを開発していますが…もうこれも実現目前ですね!
ただ、この作品をジャンル分けするなれば、「ミステリー・ホラー」ですかね。
特に後半に関しては、ネットワーク上にあるバグや、はたまた夏休みの肝試しに登場するようなオカルト的な内容まで、登場する謎は多岐にわたります。
小学生の頃に感じた「ハラハラドキドキ」する感じを、この作品でもう一度感じてみては如何でしょうか?
(1/28:追記)