annabanana さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
(個人的)ジブリ三大イケメンのハク様!
今年この作品が金曜ロードショーか何かで放送した時、twitterのTLが「ハク様」「かっこいい」の二文字で埋め尽くされました(笑)
それはさておき、
千と千尋は私が唯一DVDを所有しているジブリ作品です。
それぐらい好きです。
でも私はこの作品を解説できるほどの頭脳を持ち合わせていないので、好きな要素だけをかいつまんで話すとします。
まず第一に、千尋が迷いこむ異世界。
ここの不気味さ、奇妙さ、妖艶さ。
一歩踏み込んだら引き返せない。
この世界に入った者をひきつけて離さない。
そんな不思議な魅力がたまらないです。
体が前傾姿勢になるほど画面にかじりつきました。
{netabare}とても印象に残っているのは、最初の親が豚に変わって(?)謎肉をむさぼるシーン、カオナシの本性(?)、御腐れ様などの何とも言えないグロさ・醜さ…
でも不思議と見入ってしまいした。
聞いた話によると、この舞台のモデルとなった実際の場所は売春婦がいる湯屋だと聞いたので、やっぱこの世界の雰囲気には人間を本能的に引き込んでしまう何かがあるのでしょうか?{/netabare}
第二、個性的なキャラクター
千尋:正統派ヒロイン、正直で真っ直ぐないい子
ハク:王子様オーラが…眩しい…
リン:イケメン。頼れる姉御。
ゆばーば:そんなに嫌いじゃない。金の亡者。
ぜにーば:ほんとのおばあちゃんみたいで好き。
カオナシ:怖い。本当に怖い。
オオトリ様:最萌えキャラ
青蛙:不憫
蜘蛛じい:足長おじさん。えんがちょー
坊:金太郎
そして、{netabare}
その後の話。
これにはいろいろな解説・解読の仕方がありますが、私が今まで読んだ中では個人的に千尋がすべてを忘れて、ハクが切り刻まれてしまうっていう結末が切ないながらも一番好きです。
すごく大切なことを忘れちゃうなんて現実は残酷だなぁと思ったけど、それでも、
「一度あったことは忘れないもんさ 思い出せないだけで。」
このセリフですべてがまとめられていると思います。
{/netabare}
私的には、ジブリ作品はどれもメッセージうんぬんより、直に心に響くというか、印象に残るようなインパクトがどの作品にもあると思います。
千と千尋の場合、私にとっては【異世界の面妖な雰囲気x千尋やハクの純粋で綺麗な心】という異質な組み合わせがとても魅力的でした。
ジブリ作品は何歳になっても、何か見てもジーンときます。