Tuna560 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「だから!遅すぎたと言っているんだ!!」 by 後藤喜一
『機動警察パトレイバー』の劇場版第2作。
暴走レイバー事件(劇場版第1作)から3年後の2002年冬、かつての特車二課第2小隊の面々は、隊長の後藤と山崎を除いて、新しい職場に異動し、それぞれの日々を送っていた。そんなある日横浜ベイブリッジで爆破事件が起こり、それは自衛隊の戦闘機F-16Jらしき物体から放たれた一発のミサイルによるものであることがテレビによって報道される。
その事件を発端に、自衛隊による警察への攻撃(クーデター)が始まり、東京を舞台にした仮想的な「戦争」を、現実のものとして創り出されていく。
今までの作品では特車2課の野明や遊馬が主役として描かれているが、今作では隊長である後藤の視点で描かれている。
また、押井監督独自の「都市論」に基づく演出や、自衛隊PKO派遣の要素を加えるなど、同監督の旧OVA・劇場版1作目と比べ非常に「濃厚」な作品に仕上がっている。
『パトレイバー』シリーズを観るなら、是非この作品まで観てほしい。