Tuna560 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
『新世紀エヴァンゲリオン』作品紹介と総評
放映当時、まだ幼いながらもこの作品の魅力に取り付かれました。
衝撃的な第1話から食い入るように観ました。
難しい設定、難解なストーリー、どこか影のあるキャラ、独特な世界観、そして妙にリアルな描写…すべてが自分にドンピシャだった。
(あらすじ)
2015年、日本は「使途」という正体不明に襲われ、それに対抗しうる物は特務機関NERVが所有する汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」のみである。その初号機に選ばれた碇シンジは、急遽襲ってきた来た使途と対峙するため、エヴァに搭乗し出撃する。しかし、使途の攻撃によりエヴァとシンジは沈黙するが、突如エヴァが「暴走」を始める…。(wikipedia参照)
「サード・インパクト」、「ゼーレ」、「人類補完計画」、「使途」…
さまざまな謎が伏線を引きながら描かれており、一度ならず二度三度と見返したくなる作品です。
また、この作品の最大の魅力は、不器用なキャラ達が織りなす「トラウマを抉る人間ドラマ」だと思います。登場するキャラはどれも辛い過去があり、そのことが理由で人とかかわり合うことを苦手とする。
期待をしては裏切られ、人間不信に陥っても「人のために戦わないといけないのか…」と苦悩する。
最終2話においてはこの点に焦点をあて、それぞれのトラウマを克服する様を描いていることも、とても印象的でした。
ただ、完結編である旧劇場版も併せて観る必要があるというのが、唯一のマイナスポイント。
この作品を観た衝撃を超える作品は、残念ながら未だ現れておりません。いや、今後現れないかもしれないです。
(11/18追記)