退会済のユーザー さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
~War in the Pocket~
<評価>
A⁻
<初見の方へのオススメ度>8
✪✪✪✪✪✪✪✪
<ストーリー>7
✪✪✪✪✪✪✪
<脚本>8
✪✪✪✪✪✪✪✪
<構成>9
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<設定>5
✪✪✪✪✪
<キャラクター作画>7
✪✪✪✪✪✪✪
<キャラクターデザイン>6
✪✪✪✪✪✪
<物体作画>6
✪✪✪✪✪✪
<メカ作画>7
✪✪✪✪✪✪✪
<動画>7
✪✪✪✪✪✪✪
<背景>8
✪✪✪✪✪✪✪✪
<色彩>6
✪✪✪✪✪✪
<音楽>8
✪✪✪✪✪✪✪✪
<演出>7
✪✪✪✪✪✪✪
<効果>8
✪✪✪✪✪✪✪✪
<構図>8
✪✪✪✪✪✪✪✪
<声優>9
✪✪✪✪✪✪✪✪✪
<OP>5
✪✪✪✪✪
<ED>7
✪✪✪✪✪✪✪
ガンダム見たことない人にもオススメ
{netabare}
ガンダム作品の中で1・2を争う、私のお気に入り。
ストーリー・キャラクターについて。
よく全6話という短い尺でこれだけ濃い内容を作れたものだ、と感心する。
絵で魅せるシーンが多く、訴えたい内容を直接語らないのが良い。
最近のアニメはそれすらまともに出来ていないものが多い。
バーニィとアルの会話に目が行きがちだが、他のキャラにも焦点を当ててほしい。
クリスと刑事、隊長とチャーリー、隊長とミーシャの会話など。
彼らの何気ない言葉が物語に深みを与えているのだ。
また、本作はキリング中佐以外に明確な悪人が出てこないのも特徴。
キリング中佐とサイクロプス隊の面々のミーティングで、ガルシアが机を蹴って「失礼」と一言。
あのキリング中佐への皮肉を込めた蹴りのシーン、結構好きなんですよね。
加え、この作品には数多くの「嘘」がある。
それが本作を深く味わう為の重要な鍵の一つなので注目するとよい。
アルの嘘。
バーニィの嘘。
クリスの嘘。
隊長の嘘。
そして、物語を大きく左右した「シドニー生まれ」。
そもそも…
{netabare}
戦争初期のコロニー落としでシドニーは跡形も無く消し飛んでいるんですけどね(汗)
{/netabare}
ちなみに、本作はガンダム作品の中ではかなり珍しい「お金の単位」が出てくる。
どのシーンか探してみよう。
作画・メカについて。
OVAなだけあって、1989年の作品といえど作画は良い部類。
昨今の平均的な深夜アニメより遥かに動いている。
1stガンダムのリファイン機体がほとんどである。
ただし、デザインは非常に洗練されており、見事である。
何だかんだ言って、このメカ的な意味でのアニメの凄さは第3話だと思う。
ケンプファーの「組み立て工程を描くカット」は、本作以前のガンダム作品には存在しなかった。
これはある意味、画期的である。
MSに、よりリアリティ・メカらしさを与えるのに一役買ったのには間違いないだろう。
ちなみに、私のお気に入りの機体はゲルググJ(イェーガー)・ハイゴッグ・ジム・スナイパーⅡ。
ゲルググJは第2話の戦闘シーンでの活躍があまりにカッコいい。
まさに「狩人」の名に相応しい。
http://www.youtube.com/watch?v=RfCIuK9dB2U
ハイゴッグはハンドミサイル・ユニットが良い。
第1話冒頭の、水中からの強襲⇒ミサイル発射、の作画は素晴らしい。
http://www.youtube.com/watch?v=NIJR69hZiN4
ジムスナイパーⅡはケンプファーに次々と撃墜されてしまったヤラレメカ。
0079年12月当時、屈指の高性能機だったというのに見せ場が…。
ともかく、ゴーグルが下りる描写がイイんですよ。
http://www.youtube.com/watch?v=9n_-sfAax20
↑これの1:27
これぞオススメ。
ガンダムだからと敬遠せずに、見てない方は是非見て頂きたい。
正直、一回見ただけでは見えないモノもあるので、気に入ったのなら繰り返し見てほしい。
このアニメは、日本とアメリカの関係をリーア(サイド6)と地球連邦に置き換えて表している、と思うのは深読みか。
平和なコロニーに駐留軍。
…なんだか沖〇県っぽいな、なんて。
{/netabare}