PeachFly さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
しんみりと、感動が心を打ちます
夏目友人帳、回を重ねてもう三回。長く続くのにはやっぱりわけがあります。
妖怪と人間の関わりという非日常の世界観でありながら、人の日常を感じる以上に安らかな気持ちになるのは不思議でもあり、また清々しく感じました。
特に第4話の「幼き日々に」。かつて子供の頃に出会った妖怪との再会。それは、お互いの忘れられない切ない思いが成就した再会。
夏目が「ああ、良かった。 まだここにいてくれた…」と言葉を発し、それに気がつく妖。 人の時間と妖怪の時間は流れが違うとはいうものの、お互いが相手を想いつつ、やっとたどり着いたこの再会になんだか、じ~んときてしまいました。
また、この「参」では祓い屋との敵対もはっきりしたものになり、静のシーンだけではなく、動きのある戦いの場面も増え、バリエーションのあるストーリーが楽しめます。
アニメを先に視聴して、その後で原作を読みたいと思うことも時々ありますが、この夏目友人帳は、そのように原作を読んでみたいと感じる作品でもあります。