南のエデン さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
重い、想い、思い、3期なのでした::
子供たちのような判断もつかない年齢にまで「地獄流し」の地獄通信を使えるようになり、もう収集がつきません。
このシステムではターゲット本人が善だろうが悪だろうが関係なく実行されてしまいます。
もう理不尽なんて言葉はなく、早い者勝ちみたいな世界になってます。
そんな中でこの地獄のシステムを止めようとした、つぐみさんとその父親でさえ、このシステムの意味を理解して止める事を諦めてしまったのです。
おそらく、「必要悪」と判断したのかもしれませんね。このシステムの存在を知りながら、「使わない人、いずれ使おうと思ってる人。」の支えになっているのだからと・・・。
ラストはゆずきちゃんの過去が明らかになり、真実が明らかになります。もう感動枠を超えて悲しみの連鎖にしかならなかったのです::
次の地獄少女となったゆずきちゃん。最初の仕事で私怨をだしてしまい禁をやぶります。
もうあいちゃんとゆずきちゃん二人の思い、想い、重いがかさなり「あなたは私なのよ」とあいちゃんがゆずきちゃんに言い、ゆずきちゃんは成仏::
やはり最後でもあいちゃんは人の為に自分を犠牲にしてしまいました。「幸せ」とは無縁な世界に永遠に留まる決意をしたのです。
3期通して見て、人の心に地獄があると諭された気がして心はブルー、だけど見てしまう作品って名作ですよね。