annabanana さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態：観終わった
平凡（？）な日常の中で起きる非日常
リアルタイムで放送しているときに5話ぐらいまで見たのですが、その時は私生活が忙しくなって一度は落としてしまいました。
そして、時間を取って最後まで見てみても、自分はこの作品にそんなに熱中していたわけではなかったと思っていたのですが、実際評価してみて、こんなに好評価していることにちょっと驚きました。
でもよく考えてみても、原点対象がなかったです、デュラララ!。
言葉遊びというか、言葉を巧みに使って厨二病をくすぐるような設定が好きっていうのもありますが、この物語は私みたいに何も深いこと考えずにストーリーを楽しむのもよし、作者／キャラクターの真意を考えて物語にメッセージや意味を見出すのもよし、と視聴者にオープンな解釈をさせてくれるのが魅力の一つだと思います。
私はアニメにあんまりメッセージ性を求めていないので、世界観、プロット、キャラクターの魅力だけで十二分に楽しめました。
ストーリーは、田舎から大都会池袋に引っ越してきた非日常に憧れる主人公、竜ヶ峰帝人を軸として彼の周りで起きる様々な「非日常」を描いた群青劇です。
{netabare}頭部がない妖精さんとか、自販機投げ飛ばせる元バーテンダーとか、呪いの刀とかある時点で非日常っていうレベルじゃないだろって言いたくなるんですけどね。{/netabare}
デュラララ!はキャラの濃さ／設定が素敵だと思います。
群青劇はキャラが互いの個性を消したり邪魔しないっていうことが重要になってくると思うのですが、ここまで強いキャラ設定でよくぞこんな調和のとれた作品を作る事が出来たなーって感心しました。
{netabare}ただ、原作は未読なのですが、wiki先生によると帝人が今後ちょっと狂っていくようなので、それが見れなかったのが残念だと思いました。{/netabare}
あともうひとつ忘れてはいけないのがOP&ED,そしてBGM等の使い方・選択の素晴らしさです。
同じく成田良悟原作のBACCANO!も音楽がとてもよかったので、ブレインズ・ベースさんGJですってお伝えしたいです。
原作も読んでみたいと思います。
