つるぴか さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
それぞれの悲劇
ナナリーが平和に生きられる世界をのぞんだルルーシュ
ルルーシュがいるだけでよかったナナリー
ユフィの目指した世界を作ろうとしたスザク
でも、途中からそれぞれの食い違いによって、くずれていってどうしようもなくなってしまったときに、ルルーシュとスザクが自分たちのすべてを捨てて、世界を導いていくところがよかったです。
ルルーシュとスザクにはお互いが憎しみあった過去があっても最後は、信じあえたことに友情の強さを感じました。
シャーリーを失い、それまでの行動理念だったナナリーと敵対してでも、今までの犠牲にしたものすべてのために戦い抜いて、すべての悪を背負い込んだルルーシュの生き様と自分の未来を捨てて、ルルーシュの作り上げた世界を守っていくスザクの生き様どちらも何かココロにくるものがありました。
ゼロレクイエムが完遂したときは涙が止まりませんでした。
カレンはゼロがルルーシュだと知っていたのに、スザク扮するゼロが来た時にあれはゼロよって言ったところに、たったあれだけの行動でルルーシュのやりたいことを感じとって受け入れたカレンとルルーシュの消えない絆も見れて良かったです。
きっとルルーシュもスザクもお互いが目指した世界を作るチャンスはあったとおもいます。それでも、結局お互いを潰し切れなかったところに人間味も感じられる素晴らしいアニメでした。