Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
覚悟を決めて「好き」を貫くって・・・時には大切ですよね^^
人間と同じ姿かたちをしていて、自分がインストールしたプログラムを忠実に処理するパソコンが東京に普及している・・・という世界でのお話です。
主人公は北海道育ちの大学受験に失敗した浪人生。東京で予備校生活を送るため上京するのですが、ある日ゴミ捨て場に捨てられていた少女型パソコンを拾い、アパートに持ち帰るところから物語が始まります。
拾われたパソコンは「ちぃ」と名付けられますが、とにかく仕草、立ち振る舞いがとても可愛らしく、見ていてホッとさせられます^^;
これだけでも見る価値は十分にあると思います。私も最初はちぃちゃん目当てで見ていましたし・・・^^;
でも、見終わってみると、この作品の主張はそれだけでは無いように思えるんです・・・
物語の中でも「人間とパソコンの行く末」については触れられていますが、「パソコンがリアルに自分の好きな人だったら・・・」という視点で見ると、異なる答えが導き出されるのではないかと思います。
リアルに自分の好きな人・・・好きになる人ってそれぞれですよね。
手が届かなかったり、社会的問題に発展してしまう人を好きになってしまうこともあると思います。
でも、そこで決して諦めず自分の思いを貫き通す事って、大切なんだと思います。願わなければ絶対に掴み取れませんが、願っている限り、叶う可能性はゼロじゃないと思います。
自分にとっての「たった一人」を見つけた時、覚悟を決めて「好き」を貫いて・・・行動に移して結果が伴ったとき・・・きっとその時の喜びって半端ないんでしょうね・・・^^
思いを貫くこと、一生懸命行動することの大切さを教えてくれる作品でした・・・^^;