優馬 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
威力ある過去へのメール(神言:Dメール)
この作品を見てまず思ったこと。
洋画やアメリカの連続テレビでやってたが
主人公が歴史改変をやっていく物語がいくつかあり
それと内容がかぶってる。
特に
何度も繰り返しあの手この手を使って
助けられないかを試してみるところなどは全くおなじ。
そこにキーポイントがあって
それを変えなければならないという部分なども
ほとんどおなじだった。
まあ似たようなストーリーなんて
世の中いくらでもある。
たまたま同時期に似たようものを散々見たので
特にそう感じた可能性もある。
視点を変えて他と違うところ
というよりこれが特徴と言えるものをみていくと
まずは主人公が若い
どう見てもおっさんなのに十代だと・・・!?
主人公は、やたらと臆病で意思伝達が苦手
それを厨ニ病をつかって別の自分を作り出して
コミュニュケーションをとっている。 っぽい
マッドサイエンティストを語る割りに
心優しい彼は、誰かれなく助けようと
問題を抱えた人をラボメンと言う形で身内に加える。
ラボメンは、男性1名でほかはすべて女性。
この男性が超オタクで実は彼が一番すごい
このオタクな彼がいたからこそ研究が成り立っている。
もうひとりすごいのは
天才少女・・・世界的な天才。
主人公が若いからこちらも十代にするしかない。
タイムマシン創設に深くかかわる。
改変のルール
過去へのメール(Dメール)などで時間を触ると
現時点の歴史が変わる。
死んだ人が生きていたり性別が変わったり
秋葉という町全体が変わってしまったなどの影響がある。
基本的に改変が起きると改変前のことは
すべて忘れてしまう。
記憶が書き換わってしまうからだ。
しかし、主人公は、世の中で唯一
改変した前と後の記憶をそのまま残すことができる。
この能力のおかげでいろんなものを解決をしようとする。
結局のところ
過去を変えるというより心を助けてあげるのが正解。
単純に過去改変で解決しようとしたおかげで
主人公の大切なものを失おうとする。
そう、自分のやってきたこと自体が
未来を書き換えてしまい結果が自分が一番苦しむ
ことになる。
最初から最後まで
自分が行ってきたことによって大変なことになる。
しかし
時間記憶が残るという唯一の能力者なのだから
世界の歴史に大いに関係がある。
彼が歴史のキーマンなのだ。
結果として彼は改変をやりとげて
幸せを、愛を手に入れる。
何もかわらない日常の中で得られる
幸せを大切にしたい
自分の周りにいる人を大事に思いたい
と感じさせる作品だった。