Ka-ZZ（★） さんの感想・評価

4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態：観終わった

家族の絆の大切さを感じさせてくれる作品です＾＾

12年前、ブラストフォールという原因不明の大事故が突如発生した際、当時警察官だったロイ・レヴァントは事故に巻き込まれた一人娘を失ってしまいます。それから、12年経った今でも娘の生存を信じ、賞金稼ぎとして働きながら娘探しを続けています。
そんなある日、ロイの前に空から女の子が降ってきます。そして、ロイが女の子の身元引受人になって親子として暮らし始めるところから、ゆっくりと物語が進み始めます。

ロイの目の前に降ってきた女の子って･･･？
ブラストフォールで失ったロイの娘さんは･･･？

序盤からたくさんの伏線があり、ストーリーもどんどん広がっていきますが、ちゃんと収束していきます。

家族･･･子供を失うって、どれほど辛いんだろう･･･順番からしても自分の方が早いなずなのに･･･なぜ、看取らなきゃいけないんだろう･･･
その時、自分は最善を尽くしただろうか･･･間違っていなかっただろうか･･･もっとできることがあったんじゃないだろうか･･･
何で自分の子供がこうなるんだろう･･･何で自分の子供がこうならなきゃいけないんだろう･･･

普段は無愛想で言葉足らずなロイですが、家族に対する思いは物凄く強いです。強いからこそ、たくさん後悔したり目の前で起こった現実を受け止められなかったり･･･
こういう、心の葛藤がこの物語ではリアルに表現されています。

入り込んで見ていたら自分まで胸が痛くなりました^^;

「帰るぞ･･･」
家族に向かって放たれるこの一言は、結束感と安心感の塊りで、とても大切な言葉なんですね^^;

家族は一緒にいることが大事なんだ･･･一緒にいるから頑張れるんだ･･･というロイも物語が収束に向かった終盤、大きな決断を迫られます。
身を引き裂かれる思いです･･･だから簡単には納得なんてできません。

でも、これが家族であり、親なんだよね･･･と感じさせてくると共に、序盤では想像もできなかった展開と感動が待っていてくれた作品でした･･･^^