南のエデン さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ここからはシリアスと泣きなのです!
双子のヘンゼルとグレーテルの物語がものすごく考えさせられたりします。
この子たちの育った環境が最悪だったためもう既に心が獣になってしまってるのですよ。おもちゃで遊ぶ事と、人殺しが同じ行為になっている2人は生への執着より、救われるほうを望んでいた気がしますね。最後は片方だけだったけど、初めて見た青い海と空のなかで幸せそうに逝きましたから::
偽札の物語はそのあとにくる最悪の悲劇の前の、お笑いストーリーですねw暴力協会の怖さが印象的なのです。
日本編はこの作品とおして本当に悲劇としか言いようがなかったですね。そのなかでロックが双子の時以上に、ダメージをうけて可愛そうでした::
もうなんといってもホテルモスクワ対ヤクザですから、勝負は最初から見えてましたし、できるだけこの災害みたいな嵐から逃げてほしかったのですが、鷲峰雪緒ちゃん本当にかわいそうでした::なぜまだ高校生なのに、そこまでヤクザの義理を通す必要あったのでしょうか?
もう銀次さんと一緒に逃げて!!と思いましたね。
この日本旅行でロックとレヴィの間が縮まったと内心は嬉しかったりしましたが、結果ものすごい傷が残る結末になりました。あっち側とこっち側の境界線が運命の分かれ道になりましたね。また、結局ロックはレヴィのほうから一歩下がった気がしました。
今回は切なさ、やるせなさ、ある意味この作品の本質に近い物語になっていますね。それでもロアナプラは回っているのですよ^^