偽ニュー隊長 さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
総集編としては文句なし(93点)
TVアニメ版『魔法少女まどか★マギカ』の総集編
前編:130分
後編:110分
個人的満足点:93点
アニメ系統:魔法少女物
TV版『魔法少女まどか★マギカ』の総集編。
TV版とストーリーに関しては変更なし。
ややカットされているシーンはあるものの、大幅なカットはない。
作画はほぼ全カット書き直ししている模様。
音楽はTV版と同一のものも使いつつ新曲やアレンジが加えられていた。
というわけなので、TV版視聴済でまどか大好きな人にはオススメ。
TV版未視聴の方でも問題なく視聴可能。
ただし、TV版よりも確実に劣る部分もある。
それは一気に観れてしまうことであろう。
まどかの凄さの1つには先の見えないドキドキ感があると思っている。
1話が終わるごとに次の展開が気になって仕方ない、そんな思いを抱かせる各話の区切り方が絶妙。
その部分はどうしても及ばない、及びようがないのである。
TV版未視聴の方には是非と薦めたい気持ちも無いではないが
未視聴ならやはりTV版を観ていただきたいところである。
出来れば1話終わるごとに余韻にひたって欲しいところ。
というわけで5点満点から少しだけ減点した。
決して映画になって物語が面白く無くなったわけではない。
まあ、無いものねだりってところかな。
と、まあつまり何が言いたいかというと
映画の新カットを加えたTV版を作ってくれw
以下、超独断による妄想分析・感想
前編
{netabare}
さて、まだ1回のみの視聴だが勝手に分析してみたい。
まずは冒頭の夢オチシーンがバッサリカットされている。
個人的には最重要シーンだと思うのだが何故かカット。
これには狙いがあるのではと思っている。
それはTV版視聴済のコアなファンに向けてのサプライズではないだろうか?
TV視聴済の者にとっては1話の夢オチシーンはすでに把握済。
あのシーンが10話のシーンにつながるのだが、映画を観にきている時点で何の驚きも無い。
そこでいきなりの裏切り。
ちょっとした驚きを演出しているのではないだろうか。
さらにラストシーンに何か仕掛けがあるのではと推測している。
TV版と違った魅せ方をするために、あえてカットしてラストの方で度肝を抜く作戦ではないだろうか?
『ワルプルギス変わりすぎwwww』みたいな。
まどかならやりかねない。
個人的願望でもあるのだけれども・・・
そうでなければ1話の最重要シーンを削る意味が無い。
130分も使って8話まで詰め込む必要性が無い・・・
次にカットされていたのは、ほむらの才色兼備ぷり。
セリフのみでの表現にとどまっていた。
このシーンも重要な部分ではあるが尺を考えればカットはやむをえないとも思える。
逆に追加されていた演出としては、3話のマミったシーン。
しっかりとソウルジェムが砕かれた描写を入れてきた。
リアルオンエア中に物議をかもしだしたシーンでもある。
マミは何故頭を食われただけで死んだのか?である。
リアルオンエア中に魔法少女はソウルジェムを砕かれなきゃ死なないのに何故?などと言われた。
よく見ている者にとっては、頭の飾りがソウルジェムで頭を食われた時に砕かれたと想像したものである。
そんなシーンをしっかりと映画ではカバーしていた。
次にカットにあったシーンはまどかの食事シーンである。
個人的にはこのシーンはまどかの消失感を表現していて大好きなシーンではあるのだが、バッサリカットだった。
やはり他のシーンに比べれば優先度は低いのかもしれない。
そして、映画でもう1つ補完されていた部分があった。
それは魔法少女として戦わなければソウルジェムは濁らないのでは?という疑問に対しての回答だ。
これもリアルオンエア中に話題にはなったのだが、
脳内設定補完をしているものにとっては、
人形になった身体を動かすのに少しずつ濁るでしょってことではあった。
その部分を映画ではほむらの語りによって補完させていた。
最後にカットにあったシーンはさやかを殺そうとするほむら、それを止めに入る杏子のシーンである。
全体的なストーリー展開から考えればカットはやむを得ない部分。
この部分が無くてもストーリーは破綻しないためそれほど問題は無いと思う。
と、正直削るところが無いんじゃないかと思われたまどかではあるが、
なんとか削りつつ8話まで収めたのはすばらしい。
これでさらに内容が濃い9話以降を存分に描ききれるのではないだろうか。
内容についてはここまでぐらいしか把握できていない。
次は作画についてだが、全部書き直したんじゃねえのかというぐらい変わっている。
1つ1つの街の描写シーンに始まり、各キャラの変身シーン。
マミさんの変身シーンは輝きすぎてまぶしいぐらいだw
(絶頂から絶望へ落とすには丁度いいw)
さやかと杏子の初戦闘シーンも気合が入りすぎ。
バトル演出がかなり向上していた。
杏子とさやかのレベルの差が際立った演出だった。
極めつけは、さやかのソウルジェムをまどかが投げてしまうシーンに駆けつけたまどかの服装w
まどかの私服可愛いよ私服w
TV版では制服で駆けつけていたから少し違和感があったんだよねw
OPアニメのまどかの成長する映像で目頭が熱くなったのはナイショだ。
{/netabare}
後編を見終えて
{netabare}
残念ながら1話部分の夢オチカットに意味は無かったorz
確かに作画はパワーアップしていたがほぼ同じだった。
そうなると単なる尺の問題だったようだ。
後編は時間的にも余裕がありカット部分はほとんど無かったと思う。
それより新カットがかなりあった。
まどかがさやか魔女につかまるシーンにも修正が入り、
さらには杏子自爆シーンは演出が最高だった。
劇場でもやはりここの杏子に泣いた。
そして、ほむらループシーンでも結局泣いた。
まどかが母親をふりきりシーンでも泣き、ほむらが絶望しそうになるシーンでも泣き、
まどかとほむらの語りシーンでも泣き、たっくんのまどか落書きでも泣き、
リボンの語りでも泣いた。
結局、後編は泣きっぱなしだったw
というわけで分析出きるほどしっかり観れてないw
どんだけ同じシーンで泣くんだと自分自身に突っ込みを入れたいところだ。
最後は予想通り、新作の予告が出てきた。
新作では杏子の制服姿がおがめるらしい。
wktkが止まらない。
2013年公開のようだけど、いつぐらいになるのか?
早く新作が観たいであります(`・ω・´)キリ
{/netabare}