ほほえみみ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
人間に依存しつつも、ばれてはいけない、難しい生き方。ぬるい感想。
小人のアリエッティと、人間の翔。
暮らす世界はとても近いけれど、でもとても遠い。
アリエッティの服装がとてもかわいいです。
赤いワンピースに、メッセンジャーバック、待ち針、そして髪には洗濯バサミ。
バックと洗濯バサミは公式グッズ?としてあって、洗濯バサミは好き過ぎて買ってしまいました。なりきりたい方、ぜひ。
お話は、ものすごく盛り上がる、というわけではなく、私たちにとっては日常の、でも小人にとっては大きな決断の時が迫られる、小人と人間という種族の違いが生む切なさがなんとも・・・。
見つかったら引っ越さなきゃいけない。でもきっと、アリエッティは、翔は、お互い一緒にいたかったのだろうなあと思うし、いてほしかった。
それでもやっぱり生きる場所が違うから。
どうにもならない切なさを、ものすごく綺麗で鮮やかな草木、花で彩られた中で繰り広げられる話に、胸が、きゅう、と苦しくなります。いやな苦しさではけしてないのだけど。
小人のために、いつか、と用意されていたミニチュアハウスがすっごい素敵です。
人間でもこんな素敵なとこに住んだことないよー!ってくらい。
あとは角砂糖がすごくおいしそうに見える。ティッシュペーパーも不思議な物体に見える。水滴一粒でなみなみになる紅茶はなんともかわいくていとおしい。
お手伝いさんが出てくるのですが、そのシーンはほんとに怒りがわきましたo(`Д´*)oもう!気になるのはわかるけど!小人をつかまえないでよー!!!ばかー!!!
翔くんとアリエッティが話すシーンで、君たちは滅びゆく運命なんだ、といってる所があるのですが、そんな重い話をしているのにお花が咲き誇っててものすごくきれいなんです。
きれいだからこそ、余計に胸にくるものがあります。もうほんとにきれいで・・・。
神木君と未来ちゃんのコンビも、とてもよかったです(*´v`*)両キャラクター、二人にぴったりでした。
曲も切ないようなやさしいような、ぴったりでした。優しい。
今回のベストオブ食べ物はー・・・やっぱり角砂糖、かなあ?
蔦の這う風景とか、緑はやっぱりとてもきれいで***
マロさん監督作品、あたらしいようで、でもジブリの良さはくみ取ってくれた作品。
繰り返しは見ないかもしれないけれど、たまーに見たくなる。
一度、ぜひ見てみてください。
はあー!翔くんとアリエッティはいつか出会えますように・・・***