Etzali さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
―いまだ、何者でもない、きみへ―
文明は発展をとめ、衰退した遠未来の社会。
刑事の父親と二人暮らしで美大への道を目指す高校生ヒヨコ。
亡き母の描いた絵を勝手に処分した父親に反発し家出をする。
行くあてのないヒヨコが迷い込んだのは、人々がテントで日々を生きるスタジアム“アジール”。
ヒヨコは、そこでストリート・チルドレンのリーダー・アキラと出会う。
町の美化を名目に利権のためスタジアムの取り壊しを図る警察。
スタジアムの住人達は取り壊し反対運動としてストリートカルチャーのイベント“アジール・セッション”を計画する。
メインパフォーマーとして、スタジアムの巨大キャンバスに絵を描くことになったアキラはヒヨコから絵の描き方を学ぶことに。
“アジール・セッション”の準備が大詰めにさしかかるとき、警察は強硬手段でスタジアムの取り壊しを開始する。
(公式HPより)
人は社会に出たり、家庭を持つと自分自身のアジール(避難所)を見失う事もあると思います。 アジール・セッションはヒッピー精神をモチーフにして自由と平和とは何か?と問いかけているのかもしれない。そういった意味での「いまだ、何者でもない、きみへ」なのだろう。