凡打 さんの感想・評価

4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

終始細かく丁寧な描写に感動！

もともと、放送時に一話を見て、ヒロインの「える」という名前に「デスノートかよ！」とツッコミをいれ、そのまま放置していた本作ですが、友達と、あにこれの皆さんにすすめられ、改めて見てみました。非常に面白く、いろいろ考えさせられました。

丁寧な演出で人気の京都アニメーション制作の本作は、どこにでもありそうな高校生活で、湧いた疑問・発生した事件を解いていく話です。しかし、僕はこの作品の丁寧な描写の方に感動しました。高校生の微妙な心理表現に始まり、細かい背景の書き込みまで、非常に丁寧な作品だったと思いました！

一話完結の話と、長編が織り交ざっているのですが、長編を見終わったあとに、映画を一本見終わったかのような、とてつもない満足感に浸ることができました。

推理パートはただのエッセンスではなく、その真実がその回において非常に重要な意味を持っていることに後で気づかされます。

仲は良いんだけど、微妙な距離感があったり、劣等感を持っていたりと、誰でも思ったことのあるような、「微妙な」関係性も非常に丁寧に描かれていました。
最後の方の文化祭の話や、バレンタインデーの話は、登場人物たちの「思い」に感動しました！

OPも非常に素晴らしく、特に一期OP「やさしさの理由」は歌詞を知ると本編と相まって、かなりグッときます！！

以上のことから、僕のこの作品の感想は「丁寧」という１単語に全て詰めることができます。
とにかく「丁寧」な作品が見たい方、是非一度見てみてください！