ハネマン さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
オラ、父ちゃんと母ちゃんやひまわりやシロと、もっと一緒にいたいから…喧嘩したり、頭来たりしても一緒がいいから…
クレヨンしんちゃん劇場版第9作目だそうです。
実はクレヨンしんちゃんの劇場版って観たことなくて「俺はどちらかというとドラえもん派だ」とかほざいてたぐらいでした。でも、CSで別のクレヨンしんちゃんの劇場版をやってて、何の気なしに暇だから観てたら、「なにこれ、おもしろい!!」って思っちゃったんですよね。それで他のクレヨンしんちゃんの劇場版も気になって、あにこれで一番評価が高いこの劇場版を観てみた次第です。
その結果、なるほど、評価されるのもうなずける素晴らしいアニメでした。
「20世紀博」が春日部市にできてからおかしくなってしまった大人たちをなんとかしようと、しんちゃん達かすかべ防衛隊が秘密結社「イエスタデイ・ワンスモア」の大人帝国化計画に立ち向かってくストーリーです。
とてもわかりやすい感動をもたらす作りをしたアニメです。素直でストレートに心に染み入ってきた感じですね。
{netabare}しんちゃんがボロボロになりながら懸命に頑張って頑張って…そしてタイトルのセリフ。こんなにわかりやすい感動はない。もう号泣でした。
そして、ひろしの「俺の人生はつまらなくなんか無い!!家族のいる幸せをお前たちに分けてやりたいぐらいさ!!」ってセリフには普段何気なく一緒に過ごしてる家族の存在の素晴らしさを教えてもらいました。{/netabare}
ホントなんなんすかね…このクレヨンしんちゃん特有の魅力は。言葉にするのは大変難しいんですけど、ある意味幼稚でホントに子供が考えたようなストーリー設定なのに、最終的に観終わった後は何か素晴らしいものを得た気になってしまいます。最近のアニメにはない何かがありますね。全然まとまってなくて申し訳ないですが(笑)
キャラクターも申し分ないんじゃないでしょうか。今回は前半までがかすかべ防衛隊のメンバー、後半は野原家の方々がメインでしたね。クレヨンしんちゃんらしい(と勝手に思ってる)それぞれのキャラを生かした観てて飽きない絡みを見せてくれました。
声優さんは正直誰一人わかりませんが、昔からの長寿アニメなのでいまさらどうこう言うことないでしょう。慣れ親しんだ声で、この方々以外ではクレヨンしんちゃん足り得ないと思いますよ。
作画も同様。評価どうこうじゃなくて「こういう作画です」でもう通用するアニメですよね。
音楽は…いまいち印象にないかな。ということは可もなく不可もなくってことですかね。
総評すると、家族で観てほしい作品です。この作品で、家族みんなが笑って、家族みんなが涙することができれば、きっと家族のキズナがまたひとつ強くなる、そんな作品だと思います。