偽バニラ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
着飾ったマネキンを見ているよう
もうちょっと面白くすることができたのではないかなあと、いまひとつ夢中になりきれなかった作品です。
キャラクターやストーリにはワクワクするところがあるのですが、22話使ってもそれらが設定の枠から出てこない、といった印象を受けました。
ストーリーを支えるための設定、ではなく設定を説明するためのストーリといったところでしょうか。
作画、戦闘シーンなどはとても綺麗なので、そのちぐはぐさが某大暮さんを思い出しました。
確か彼も描きたいシーンに合わせてストーリーを進めてるらしいですね笑
一番不味かったのはキャラクターの描写不足だと思います。
心情や思想、葛藤、行動原理などの描写が雑すぎます。
涯一人をとっても何故マナにそこまで固執するのか、淘汰されたくないとはどういうことかいまいちわからないですし、
結局彼の一番の目的はマナを救うことだったのか、淘汰されないことだったのか・・・うーん。
それから謎が謎を呼ぶ展開も、謎の説明をだらだらと引き延ばす展開にも飽き飽きでした。
おかげで物語の核がはぐらかされまくっていて・・・
シュウはよくそんななにもかもが宙ぶらりんのまま戦えるな~と思いました笑
ところどころ回収漏れもありますしね。
OP・EDやryoの曲、それからところどころに出てくるハンス・ジマー風のBGMなんかはよかったです。
・・・なんだかすごく辛口になってしまって自分でもびっくりです><