りんご さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
やりすぎ注意。
着物の柄が固定だったり、
人物の縁どりが太かったり、
見慣れない雨の演出だったり、
新しいものにいろいろ挑戦し、独特の表現が多く、
わかりにくい歌の世界を現代の言葉を混じえて
わかりやすく伝えてくれたと思います。
一見華やかな平安時代の物語、
恋愛のことを観るだけでも、
辛い時代だったのだとわかります。
ひとつひとつの恋の話はどれも素敵で、
好みのものや共感出来るものも多かったです。
素敵な恋の話がたくさんあったのは確かですが、
それを台無しにする行き過ぎた演出にがっかりです。
定家の前フリの演出、
時代に合わなすぎる言葉のチョイス、
雰囲気ぶち壊しの主題歌、
これらを踏まえると、
正確さを欠くという意味で、
超訳と付けられたタイトルは伊達ではない。
作中の歌の解釈を超訳しているのだろうけれど、
受け入れがたかった演出での超訳が邪魔をして、
最後まで観終わってみると
「いい話だったなぁ」と素直には思えなかった。
■ちょいちょい各話レビュー(ネタバレ注意)
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