タマランチ会長 さんの感想・評価
1.2
物語 : 2.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
アニメらしさが台無し。残念。
98年発表の小説が原作らしく、当時はやりだった「援助交際」「不倫」「いじめ」「中学生の閉塞感」などが取り上げられています。ちょっと古い印象を受けました。2000年に、実写映画化されています。見比べると、この作品の良し悪しが見えてきます。
ぶっきらぼうなキャラデザで、萌え要素は皆無。それが良かったかと聞かれれば、全然良くないです。不細工な子より、かわいい子の方が良いに決まっています。実写映画でも、可愛い、カッコイイ俳優を起用した方が面白いので、わざわざ不細工な俳優をすっぴんで撮影する必要などないでしょう。
声優も、有名な俳優を起用していますが、だから何?と言った感じです。全然良くありません。「ただ君を愛してる」の宮崎あおいは最高でしたが、この映画の佐野さんは、フツーの不細工で、かわいげが半減です。
アニメならではの癖や臭みをを取り除くことに腐心して、その良さを殺してしまったように感じました。「河童とクゥ」が面白かっただけに、残念な作品です。