退会済のユーザー さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
俺は狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真だ( ゚∀゚)ワハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
タイムマシンって机の中にあるものではなかったのですね^^;
◆この作品の内容は・・・
舞台は2010年の秋葉原。
主人公の岡部倫太郎が個人で立ち上げた『未来ガジェット研究所』という小さなサークルメンバー達のお話。
『未来ガジェット研究所』は物語開始時はわずか3人のメンバーで、その目的は『世界の支配構造の変革』で、その為に世界を混沌に巻き込む発明品を作ろうと小さな雑居ビルの一室で日々研究しています。
実際はヘンテコな発明品ばかりですがある日、携帯電話と電子レンジを繋げた装置が偶然にもタイムマシーンとして機能してしまいます。
そしてそのタイムマシーンでいろいろと実験を繰り返すのですが、徐々に現実世界に変化が起きついにはとんでもない悲劇が・・・。
◆見どころ①・・・
まずは一番初めにオオッ!と目を引いたのがジョン・タイターの名前でした。
ジョン・タイターは実際に「自分は2036年からやってきた」とインターネット上に現れ世間を騒がせた人物。
彼がホントに未来人かどうかは疑わしいところですが、他にも2008年に大型ハドロン衝突型加速器の実験で話題となったCERNなど、現実に話題となった事物をこのアニメに取り入れているので、非常に興味の沸く内容となっていました。
◆見どころ②・・・
主人公の岡部倫太郎、この人が非常に面白い^^
どう面白いですかって?
それはもうなんというか、彼の頭には空想の世界が広がっています。
自称マッドサイエンティストを名乗り、何かあると携帯電話でエア通話^^;
見ていて痛々しい行動ばかりしているのですが、そのテンションの高いポジティブなノリは親しみが持てます。
また純粋無垢な癒し系のまゆしーや、ちょっと変態思考のダルなど、登場キャラ達はみなそれぞれ個性をしっかりと持っていて魅力的かつ重要な役割を持っています。
そんなキャラ達の絶妙な会話の掛け合いが非常に楽しいです^^
◆見どころ③・・・
このアニメとは関係ありませんがこんな洋画があります。
「タイムマシーンで恐竜時代に行ったのですが、そこで足跡を残してしまいます。現代にもどると、その足跡が原因で世界は大きく変わっていました。」
というお話でした。
足跡なんてホントに些細な事に見えますが、その些細な事は年月が経つにつれ、いろいろなところに影響してとんでもない事になってしまう。
このシュタゲでも、タイムマシーンでいろいろな実験を行いますが、それがとんでもない現実を引き起こす事に・・・。
本来ガキ大将の妹と結婚するはずが未来を変えて綺麗なお嫁さんをもらう、そんなハッピーな展開ではありません。
タイムマシーンとは怖いモノなのです。
タイムマシーンによって引き起こる悲劇、その悲劇を回避する為に必死に行動する、そして味わう絶望感。
その一部始終をその目に焼き付けて頂きたいです。
◆アニメを見ただけではこの作品の面白さを満喫したとはいえない・・・
原作はゲームですが、そのアニメ化としたこの作品。
残念ながらカットされているエピソードがいくつかあるみたいです。
私はゲームの方はプレイしていませんが、気になったので機関に見つからないようにこっそり独自に調査 |_・)ソォ~
そしたらトンでもないエピソードの存在を発見; ̄ロ ̄)!!
{netabare}
第20話のFBの拳銃自殺の後に、身の毛の立つような衝撃の展開があったのです(((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル
{/netabare}
アニメではとても放送できないと判断されてカットされてしまったのでしょうか?
気になる人はその目で確かめて下さい(||゚Д゚)ヒィィィィ
ちなみに2012年秋アニメで放送される『ROBOTICS;NOTES』はこのシュタゲと同じ世界観で9年後のお話みたいですね。
なんでも『ROBOTICS;NOTES』には綯ちゃんが登場するみたいですよ~^^
◆声優陣は・・・
岡部倫太郎 : 宮野真守(デスノートの夜神月)
牧瀬紅莉栖 : 今井麻美(恋と選挙とチョコレートの森下未散)
椎名まゆり : 花澤香菜(ISのシャルロット・デュノア)
橋田至 : 関智一(Fate/Zeroのアーチャー)
阿万音鈴羽 : 田村ゆかり(ひぐらしのなく頃にの古手梨花)
フェイリス・ニャンニャン : 桃井はるこ(瀬戸の花嫁の瀬戸燦)
漆原るか : 小林ゆう(まりあ†ほりっくの衹堂鞠也)
桐生萌郁 : 後藤沙緒里(ローゼンメイデン の薔薇水晶)
◆総評・・・
ひさしぶりに「これだ!!」というアニメに出会った気持ちで大満足の内容でした♪
ギャグ有り感動有りの展開もあれば、二転三転するハラハラドキドキの緊張感と鳥肌が経つような衝撃シナリオ。
非常に内容が濃く作り込まれたストーリーでとても見ごたえがありました。
私の中でも特にお気に入りのアニメであり、自信をもってお勧めできる作品です^^