ほるん吹き さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
必然の名作!!
青春部活モノ、少人数の部員たちが数々の逆境にも立ち向かっていく。そしてテーマは音楽ときた!なんかもう設定だけで名作の予感を漂わせていました。
裏を返せばありきTARI、話の流れが一気に変わるような超展開は期待できない作品でしたが、私はこういう素直な作品は大好物です!
{netabare}
以下はキャラごとの感想~。
和奏
5、6話のエピソードは泣けました!
中学時代特有の反抗期。親のちょっとした言動や行動にイラッときて、冷たくあしらってしまうなんてよくある事ですよね。でもそれを最後に一生の別れが訪れてしまったら本当に後悔すると思います。そんな辛い経験をした和奏が音楽に向き合えなくなったのも仕方ないです。
来夏らと関わっていくうちに再び母との思い出が蘇ってきて、音楽の楽しさを思いだしていきますが、そのエピソードの中でも母の偉大さが光っていました。
音楽を心から愛し、純粋に楽しむ。意外と難しいんですよね。その姿勢私も見習いたいです。
来夏
とにかく元気いっぱい。来夏の行動はふざけているようで大真面目な所もあり、周囲の人を巻き込んでは何かしらのトラブルを運んできてしまいます。でもどこか憎めない可愛さがありました。そもそも彼女の発案や行動力がなければ何も始まらなかったわけで、彼女がこの合唱部の中心だった事に違いありません。主人公と思ったらそうでなかったので驚きでした。
来夏もまたずっと音楽を続けていくのかな?これからもたくさんの人の心を動かしていってほしいです!
紗羽
紗羽の騎手になるという夢の道はとても険しい。親の賛成も得られず思い悩んでしまうこともあったけど、それでも前を向くことができたのはやっぱり一緒に頑張っていこうと思える仲間たちがいたから。
彼女は友達想いでいつもみんなの為に尽くしてきたから、こういう場面で報われていくのは見ていて嬉しかったです。
田中
部の女子には暴言吐かれたり無茶ぶりを強いられたり、たまにカッコイイセリフを言っては茶化されて。その他さまざまな場面で数々の女性に不遇な扱いをされ続けた田中くん。それでも淡々と言われた事をこなし続ける姿に感動しましたw
そして最後に漢を見せる(?) 紗羽への想いは届いたのかな?
EDのときどきバドミントンする姿が印象的でしたw
ウィーン
とても素直で純粋なウィーン。言う事なんでも信じるから女性陣のいいおもちゃにw
ツヨウテン…じゃなくて、ショウテンジャーのショーでは最初はみんな恥ずかしがったり、ふざけていたりしてバラバラだったけど、ウィーンがいたからこそまとまりましたね。彼はいつもまっすぐ、何事にも真剣。
でもひったくり犯との格闘シーンで急に歌い出すのはさすがに…w ノリでみんなも歌いだして決めポーズをとるシーンは作中最大のお笑いポイント、ということでいいんですよね?w
最終回の声楽部、吹奏楽部と一緒に演奏するシーンは圧巻でした!
和奏たちの白祭への思い、音楽の情熱が他の生徒たちに伝わってこその団結っぷり。私も吹奏楽部員の一人として一緒に混じって演奏したい!
しかもあの教頭先生が!あれだけツンツンしていて、やっとデレたー!てだけでも嬉しかったですが、指揮までしているのを見たら泣きそうになりました。
後々和奏らにお礼を言われ、「べっ、別にあなたたちの為だけにやったわけじゃないのよ///」とか言ってたら不覚にも萌えてしまいそうですw
{/netabare}
どうでもいい話ですが私の中学では、合唱祭で最後に3年生全員の合唱+弦楽部+吹奏楽部で「大地讃頌」を演奏するのが恒例となっていました。私はホルンというマイナー楽器ですが、すごい張り切って吹いていた記憶があります!大人数で心を一つに、一つの曲を演奏するのって本当に楽しい。何とも言えない感慨深さがあります。やっぱり音楽はいいですね~。